令和5年度 北海道 午後 問2
人体の働きと医薬品
喉頭蓋に関する問題
消化器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲンがトリプシンになる。
b 舌の表面には、舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。
c 大腸内には腸内細菌が多く存在し、腸管内の食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解する。
d 飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)が反射的に開くことにより、飲食物が食道へと送られる。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 誤 正
- 2誤 正 正 誤
- 3正 誤 誤 正
- 4誤 誤 正 正
- 5正 正 正 誤
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✓ これが正解5正 正 正 誤
解説
a・b・cが正、dは喉頭蓋が閉じるので誤り
消化器系のしくみ(手引きの人体の働きと医薬品の章)で判断します。
aは正しい記述です。膵液に含まれるトリプシノーゲンは、十二指腸で分泌される腸液の成分の働きで、タンパク質を消化するトリプシンに変わります。bも正しく、舌の表面には舌乳頭という小さな突起が無数にあり、味を感じる味蕾が分布しています。cも正しく、大腸には腸内細菌が多くすみ、食物繊維(難消化性多糖類)を発酵分解します。dは誤りです。飲み込む運動(嚥下)のときは、喉頭の入り口にある弁(喉頭蓋)が反射的に閉じて気管への誤入を防ぎ、飲食物が食道へ送られます。開くのではありません。
したがって、a正・b正・c正・d誤の組み合わせが正解です。喉頭蓋は飲み込む瞬間にふたをする弁、と覚えると、開く・閉じるの入れ替えに気づけます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 誤 正:c を誤り、d を正しいとしています。大腸の腸内細菌は食物繊維を発酵分解するのでcは正しく、嚥下では喉頭蓋が閉じるのでdは誤りです。
- 2誤 正 正 誤:a を誤りとしていますが、トリプシノーゲンは十二指腸の腸液の成分の働きでトリプシンになるため、aは正しい記述です。
- 3正 誤 誤 正:b と c を誤り、d を正しいとしています。舌乳頭には味蕾が分布し、大腸の腸内細菌は食物繊維を分解するのでb・cは正しく、喉頭蓋は閉じるためdは誤りです。
- 4誤 誤 正 正:a と b を誤り、d を正しいとしています。腸液の成分でトリプシンが生じる点、舌乳頭に味蕾がある点はどちらも正しく、喉頭蓋が開くというdは誤りです。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問2(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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