令和8年度 北海道 午前 問39
主な医薬品とその作用
リポタンパク質に関する問題
血中コレステロールに関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
コレステロールは細胞の構成成分で、( a )や胆汁酸等の生理活性物質の産生に重要な物質である。コレステロールは水に( b )物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち( c )は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質である。
- 1a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=高密度リポタンパク質
- 2a=副腎皮質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質
- 3a=副腎髄質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質
- 4a=副腎髄質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質
- 5a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質
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✓ これが正解5a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質
解説
副腎皮質ホルモン・溶けにくい・低密度リポタンパク質の組み合わせ
手引き第3章の高コレステロール改善薬の項にある、コレステロールとリポタンパク質の知識を問う穴埋めです。
aには副腎皮質ホルモンが入ります。コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質です。副腎髄質ホルモンは、ここでコレステロールから作られる物質として挙げられるものではありません。bには溶けにくいが入ります。コレステロールは水に溶けにくい物質なので、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在します。cには低密度リポタンパク質(LDL)が入ります。LDLはコレステロールを肝臓から末梢組織へと運び、高密度リポタンパク質(HDL)は末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運びます。
a=副腎皮質ホルモン、b=溶けにくい、c=低密度リポタンパク質の組み合わせが正解です。LDLは肝臓から出ていく向き、HDLは肝臓へ戻る向き、と運ぶ方向で区別しておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=高密度リポタンパク質:a とb は合っていますが、c を高密度リポタンパク質としている点が誤りです。高密度リポタンパク質は末梢のコレステロールを肝臓へ運ぶもので、肝臓から末梢へ運ぶのは低密度リポタンパク質です。
- 2a=副腎皮質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質:b を溶けやすい、c を高密度リポタンパク質としている点が誤りです。コレステロールは水に溶けにくいためリポタンパク質の形で運ばれ、肝臓から末梢へ運ぶのは低密度リポタンパク質です。
- 3a=副腎髄質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質:b とc は合っていますが、a を副腎髄質ホルモンとしている点が誤りです。コレステロールが材料となるのは、胆汁酸や副腎皮質ホルモンなどです。
- 4a=副腎髄質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質:a を副腎髄質ホルモン、b を溶けやすい、c を高密度リポタンパク質としており、三つとも誤りです。正しくは副腎皮質ホルモン、溶けにくい、低密度リポタンパク質です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問39(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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