令和4年度 北海道 午前 問38
主な医薬品とその作用
以下の血中コレステロールに関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
コレステロールは細胞の構成成分で、( a )や胆汁酸等の生理活性物質の産生に重要な物質である。
コレステロールは水に( b )物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち( c )は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質である。
- 1a=副腎皮質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質
- 2a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質
- 3a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=高密度リポタンパク質
- 4a=副腎髄質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質
- 5a=副腎髄質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質
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✓ これが正解2a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質
解説
a=副腎皮質ホルモン、b=溶けにくい、c=低密度リポタンパク質
高コレステロール改善薬の前提となる、血中コレステロールの知識(手引き第3章)を問う穴埋めです。
aには副腎皮質ホルモンが入ります。コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質です。bには溶けにくいが入ります。コレステロールは水に溶けにくい物質のため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在します。cには低密度リポタンパク質(LDL)が入ります。LDLはコレステロールを肝臓から末梢組織へと運び、高密度リポタンパク質(HDL)は末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質です。
したがって、a=副腎皮質ホルモン、b=溶けにくい、c=低密度リポタンパク質の組み合わせが正解です。LDLは肝臓から外へ、HDLは外から肝臓へ、と運ぶ向きで覚えると取り違えません。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1a=副腎皮質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質:bを溶けやすいとしていますが、水になじまない性質だからこそタンパク質と結合した形で血液中を運ばれるので、溶けやすいでは筋が通りません。cを高密度リポタンパク質としていますが、HDLは末梢のコレステロールを肝臓へ戻す側で、肝臓から末梢へ運ぶのはLDLです。
- 3a=副腎皮質ホルモン b=溶けにくい c=高密度リポタンパク質:cを高密度リポタンパク質としていますが、HDLは末梢のコレステロールを肝臓へ戻す側で、肝臓から末梢へ運ぶのはLDLです。
- 4a=副腎髄質ホルモン b=溶けにくい c=低密度リポタンパク質:aを副腎髄質ホルモンとしていますが、コレステロールが材料となる生理活性物質として挙げられるのは副腎皮質のホルモンで、髄質のホルモンではありません。
- 5a=副腎髄質ホルモン b=溶けやすい c=高密度リポタンパク質:aを副腎髄質ホルモンとしていますが、コレステロールが材料となる生理活性物質として挙げられるのは副腎皮質のホルモンで、髄質のホルモンではありません。bを溶けやすいとしていますが、水になじまない性質だからこそタンパク質と結合した形で血液中を運ばれるので、溶けやすいでは筋が通りません。cに入れた語も正しい語と違います。
出典:令和4年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問38(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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