平成21年度 秋期 午前 問68
システム企画
運用業務の要員スキル
“システム管理基準”によれば,調達の要求事項に含まれる運用業務の要員スキルはどれか。
- ア業務と情報システムのあるべき姿を明確にし,情報システムの設計ができる。
- イ情報システムに対する変更要求を理解し,対応事項の抽出ができる。
- ウ情報処理全体の体系を理解し,障害などの異常処理に対する判断ができる。
- エテスト環境の下で,現行情報システムのプログラムやデータの変更ができる。
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✓ これが正解ウ情報処理全体の体系を理解し,障害などの異常処理に対する判断ができる。
解説
運用の全体を理解した上で、異常時の判断ができる力が答えです。
システム管理基準では、調達をする段で、それぞれの業務にどんな力を持った人が必要かを、要求事項として先に決めます。設問はそのうち、運用の業務にあたる人に求められる力を問うています。運用の場では、日々の処理を止めずに回すだけでなく、想定と違うことが起きたとき、原因の切り分けや対処の判断を、その場で下せる必要があります。そこで求められるのは、情報処理の仕組み全体の並びを頭に持っていること、そして、異常が起きたときにどう動くかを判断できることの、二つが重なった力になります。なお、この設問は出題当時のシステム管理基準に基づくもので、その後の改訂で基準の構成と項目は大きく見直されています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業務と情報システムのあるべき姿を明確にし…:業務と情報システムのあるべき姿を明確にし、情報システムの設計ができると述べています。これは仕組みを組み立てる側の力の話で、日々回している最中の異常時の判断を担う運用の要員に求める力とは、対象の段が違います。
- イ情報システムに対する変更要求を理解し,対…:情報システムに対する変更要求を理解し、対応事項の抽出ができると述べています。これは変更を受け付けて手を打つ側の力の話で、運用の場で想定と違うことが起きたときの判断を担う力とは、担う役割が違います。
- エテスト環境の下で,現行情報システムのプロ…:テスト環境の下で、現行情報システムのプログラムやデータの変更ができると述べています。これはテストの場で手を動かす側の力の話で、動いている本番の場で異常時に判断を下す運用要員に求める力とは、場所と役割が違います。
この問題の用語
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- テスト決めたとおりに動くかを、実際に動かして確かめる作業のこと。何を確かめるかによって移行テスト、システムテストなどと呼び分けます。
出典:平成21年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問68
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