平成21年度 春期 午前 問76
企業活動
ゲーム理論に関する問題
ゲーム理論を使って検討するのに適している業務はどれか。
- アイベント会場の入場ゲート数の決定
- イ売れ筋商品の要因の分析
- ウ競争者がいる地域での販売戦略の策定
- エ新規開発商品の需要の予測
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✓ これが正解ウ競争者がいる地域での販売戦略の策定
解説
競争相手がいる場での販売戦略の検討にゲーム理論は向きます。
設問は、ゲーム理論を使って検討するのに適した業務を四つの選択肢から選ばせています。ゲーム理論は、複数の意思決定者がそれぞれ自分の利益を考えて相手の出方を読み合う場面で、どちらが何を選ぶかを推し量るのに使う考え方です。ですから、選び方の軸は、その業務が、こちらの選び方が相手の出方に影響し、相手の選び方がまたこちらに跳ね返ってくるような、駆け引きのある場面か、それとも自らの内部の資源計画や、過去のデータから傾向をつかむ分析や、需要量そのものを予想する話か、という一点で見分けます。求められているのは、こちらの動きに応じて相手の動きが変わり、その相手の動きがこちらの利益にも跳ね返るような場面で、競争相手のいる地域での販売戦略の組み立ては、まさにこの型に当てはまります。ほかの三つは、行列理論で扱う入場の待ちや、傾向分析、需要予測など、駆け引きの相手が中心にいない業務なので、道具としての当てはまりが違います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アイベント会場の入場ゲート数の決定:イベント会場の入場ゲート数の決定が題材だと述べています。到着の流れと処理の速さから待ちの長さや必要な窓口数を求める行列理論の型に当たり、こちらと相手が読み合う駆け引きの型ではないため、扱う道具の適所が違います。
- イ売れ筋商品の要因の分析:売れ筋商品の要因の分析が題材だと述べています。過去の購買データから、どの属性の組合せがよく売れるかを読み解く傾向分析の型で、複数の意思決定者どうしが影響を及ぼし合う場面ではありません。
- エ新規開発商品の需要の予測:新規開発商品の需要の予測が題材だと述べています。時系列や市場調査から将来の需要量そのものを推し量る予測の型で、こちらの選び方が相手の出方を変える相互作用の場面とは、扱う対象と手法が違います。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成21年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問76
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