平成23年度 秋期 午前 問56
サービスマネジメント
TCOの説明
TCO の説明として,適切なものはどれか。
- ア自社に導入した業務システムに対する開発コストとハードウェアのコスト
- イハードウェア及びソフトウェアの導入から運用管理までを含んだコスト
- ウハードウェア及びソフトウェアを導入・稼働させるまでのコスト
- エハードウェアのコストとヘルプデスクやユーザ教育などのテクニカルサポートに要するコスト
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✓ これが正解イハードウェア及びソフトウェアの導入から運用管理までを含んだコスト
解説
導入から運用まで全部を足した費用です。
TCO は、持っている間に掛かる費用をすべて足し上げた額を指します。鍵になるのは、すべて、という点です。費用は大きく二つに分かれます。買いそろえて使える状態にするまでのイニシャルコストと、その後ずっと掛かり続けるランニングコストです。前者には機器や製品の購入と導入の作業、最初の教育が入り、後者には日々の運用管理、保守、問合せへの対応、電気代、障害への対応、更新、そして最後に捨てるところまでが入ります。この両方を含むと言い切っている記述が答えです。読み分ける軸は、どこまでを数えているかの一点で、途中で区切っている記述は落ちます。この見方が経営で使われるようになったのは、目に見える購入費よりも、目に見えにくい運用の費用のほうが大きくなりがちだからです。利用者が自力で何とかしている時間も、止まっていた時間も費用として効いてきます。安く買ったつもりが運用で高く付く、という見落としを防ぐために、調達の比較は購入価格ではなく一定の期間で足した額で行います。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア自社に導入した業務システムに対する開発コ…:そろえるまでに必要な分だけを挙げていて、動かし続けるために必要な支出が丸ごと抜けています。持っている間ずっと掛かる分を含まなければ、総額とは呼べません。
- ウハードウェア及びソフトウェアを導入・稼働…:どこまでを数えるかを、動き始める時点で区切ってしまっています。これはイニシャルコストの言い換えであり、その後に続く支出を外した額にすぎません。
- エハードウェアのコストとヘルプデスクやユー…:問合せ対応や利用者への教育という本物のランニングコストを含むので紛らわしいのですが、ソフトウェアの費用も日々の運用管理も欠けており、寄せ集めにとどまります。
出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問56
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