平成23年度 特別 午前 問69
技術戦略
技術は,理想とする技術を目指す過程において,導入期,成長期,成熟期,衰退期,そして次の技術フェーズに移行するという進化の過程をたどる。この技術進化過程を表すものとして,適切なものはどれか。
- ア技術の S カーブ
- イ需要曲線
- ウバスタブ曲線
- エラーニングカーブ
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✓ これが正解ア技術の S カーブ
解説
性能の伸びを描くと横に寝た字の形になります。
四つの肢はどれも曲線の名前です。名前の響きで選ぶと外しますので、それぞれの縦軸と横軸に何を取るのかを一つずつ言い直してください。設問は、導入期から成長期、成熟期、衰退期を経て次の技術へ移るという道筋を表すものを求めています。移り変わっているのは技術の性能ですから、縦軸に置かれるのは性能です。正解の肢は技術の S カーブで、横軸に時間や投じた研究開発の量を、縦軸に技術の性能を取ります。はじめのうちは伸びが鈍く、やがて急に伸び、上限に近づくとまた寝てしまいますので、横に寝た S の字の形になります。そして限界まで来た技術は、別の技術の同じ形の曲線へ乗り換えられます。設問が言う次の技術へ移るという部分が、ここに対応します。残る三つは、縦軸が性能ではありません。値段を取るもの、壊れやすさを取るもの、一つ当たりの手間を取るものがそれぞれ一つずつ置かれており、いずれも技術そのものの伸びしろを描いた図ではありません。曲線の名前を問われたら、縦軸に何を取るかを先に言うのが確実です。この四つのうち性能を縦に取るものは一つだけですから、そこで決まります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ需要曲線:縦軸に価格を、横軸に数量を取ったもので、値段が下がると買われる量が増えるという関係を表します。時間の軸そのものが無く、技術がどう伸びていくかを描く図ではありません。
- ウバスタブ曲線:横軸に時間を取る点は近いものの、縦軸に置かれるのは故障率です。初めに高く、やがて低く平らになり、末期にまた高くなるという壊れやすさの移り変わりを表します。
- エラーニングカーブ:横軸に累積の生産量や作業の回数を、縦軸に一つ当たりの時間や費用を取ります。数をこなすほど手際が良くなるという人の習熟を描いたもので、技術の伸びしろを表す図ではありません。
この問題の用語
- 移行いまのシステムから新しいシステムへ、業務とデータを移し替えることです。切り替えの手順と、途中で起きる問題の備えが要になります。
出典:平成23年度 特別 応用情報技術者試験 午前 問69
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