平成27年度 秋期 午前 問52
プロジェクトマネジメント
EVMに関する問題
プロジェクト管理においてパフォーマンス測定に使用する EVM の管理対象の組みはどれか。
- アコスト,スケジュール
- イコスト,リスク
- ウスケジュール,品質
- エ品質,リスク
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✓ これが正解アコスト,スケジュール
解説
EVM が測るのは費用と日程の二つです。
EVM はアーンドバリューマネジメントの略で、進み具合を金額に翻訳して測る手法です。扱う基本の量は三つあり、いずれも金額で表されます。その時点までに終えているはずの作業の予算額、実際に終えた作業を予算の値段で数え直した出来高、そして実際に掛かった費用です。この三つがそろうと、引き算を二つするだけで二つの軸が同時に読めます。出来高から予定の予算額を引けば、予定より進んでいるか遅れているかが分かります。出来高から実費を引けば、使い過ぎか節約できているかが分かります。前者が日程の話、後者が費用の話ですから、この手法の管理対象はコストとスケジュールの組ということになります。割り算にして比で見る指標もあり、1 を下回ると遅れや超過を表します。ここで大切なのは、扱えるのが金額に置き換えられる対象に限られる、という枠です。進み具合を自己申告の割合で語ると比べにくいものを、同じ単位に直して引き算できるようにしたところに、この手法の値打ちがあります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イコスト,リスク:費用のほうは扱えますが、まだ起きていない出来事の管理が混ざっています。この手法が読み取るのはすでに積み上がった実績なので、これから起こりうる事柄は対象になりません。
- ウスケジュール,品質:日程のほうは扱えるものの、出来のよさを表す対象が混ざっています。欠陥の件数や検査の合格率といった数字は金額に置き換えられず、同じ土俵に乗せられません。
- エ品質,リスク:二つとも金額に置き換えられない対象なので、扱える範囲からまるごと外れます。それぞれ別の物差しで測るべきものであり、出来高との引き算では読み取れません。
この問題の用語
- スケジュール作業の順序と日程を決めた計画のことをいいます。作業の前後関係から日程を組み立てるには、PERTが向いています。
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:平成27年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問52
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