平成27年度 秋期 午前 問65
システム企画
調達の際に作成されるRFIの説明
情報システムの調達の際に作成される RFI の説明はどれか。
- ア調達者から供給者候補に対して,システム化の目的や業務内容などを示し,情報の提供を依頼すること
- イ調達者から供給者候補に対して,対象システムや調達条件などを示し,提案書の提出を依頼すること
- ウ調達者から供給者に対して,契約内容で取り決めた内容に関して,変更を要請すること
- エ調達者から供給者に対して,双方の役割分担などを確認し,契約の締結を要請すること
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✓ これが正解ア調達者から供給者候補に対して,システム化の目的や業務内容などを示し,情報の提供を依頼すること
解説
供給者候補に情報の提供を依頼します。
情報システムの調達は段を踏んで進みます。まず市場に何があるかを教えてもらい、次に案を出してもらい、評価して選び、契約を結びます。設問が問うているのは最初の段で作る RFI です。この頭文字の最後の一字は情報を表す語なので、正解は、調達者が供給者候補に対してシステム化の目的や業務内容などを示し、情報の提供を依頼することになります。この段ではまだ何を買うかが決まっていません。だから相手はまだ供給者候補であって、供給者ではありません。四つの説明文の中身を読み比べる前に、相手をどう呼んでいるかだけを見ると、選ぶ前の話と選んだ後の話に二つずつ割れます。そのうえで、欲しいものが情報なのか案なのかを見れば、残る二つも分かれます。情報提供依頼は市場を知るための段だ、と押さえておくのが勘どころです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ調達者から供給者候補に対して,対象システ…:対象システムや調達条件などを示して提案書の提出を求める段の説明で、提案依頼と呼ばれます。情報を集める段より一つ後ろに位置し、何を買うかの見当が付いた後の手続です。
- ウ調達者から供給者に対して,契約内容で取り…:既に契約を結んである相手に対して、取り決めた内容の変更を求めるという話です。相手が供給者候補ではなく供給者と書かれている点で、選ぶ前の段ではないと分かります。
- エ調達者から供給者に対して,双方の役割分担…:双方の役割分担などを確かめて契約の締結を求める段で、選定が終わった後の手続です。これも相手が供給者と書かれているので、市場を知る段の説明にはなりません。
この問題の用語
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- RFI発注元がシステム化の目的や業務内容を示し、事業者に情報の提供を求める文書です。提案書の提出を求めるRFPは、この次の段階になります。
- 供給者製品やサービスを外部から提供する事業者のこと。社内の部門とは区別され、提供する内容や水準は契約で取り決めます。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:平成27年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問65
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前 問68:新規参入の脅威に関する問題(供給者)
- 令和5年度 春期 午前 問65:調達の際に作成されるRFIの説明(RFI)
- 令和4年度 秋期 午前 問66:請負型の契約に関する問題(供給者)
- 令和3年度 秋期 午前 問65:RFIの説明(RFI)
- 平成26年度 秋期 午前 問66:請負に関する問題(供給者)
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