平成28年度 春期 午前 問72
ビジネスインダストリ
EDIの説明
EDI を説明したものはどれか。
- アOSI 基本参照モデルに基づく電子メールサービスの国際規格であり,メッセージの生成,転送,処理に関する総合的なサービスである。
- イネットワーク内で伝送されるデータを蓄積したり,データのフォーマットを変換したりするサービスなど,付加価値を加えた通信サービスである。
- ウネットワークを介して,商取引のためのデータをコンピュータ(端末を含む)間で標準的な規約に基づいて交換することである。
- エ発注情報をデータエントリ端末から入力することによって,本部又は仕入先に送信し,発注を行うシステムである。
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✓ これが正解ウネットワークを介して,商取引のためのデータをコンピュータ(端末を含む)間で標準的な規約に基づいて交換することである。
解説
取引のデータを、決めた規約で取り交わします。
英字三文字の略語を問われたら、まず開くのが早道です。EDI は Electronic Data Interchange の略で、日本語では電子データ交換と呼ばれます。開いた三語のうち、正しい説明に必ず残るのは交換です。何を交換するのかというと、企業と企業の間でやり取りされる商取引のデータです。受注、出荷、請求、支払といった事務の伝票を、紙や電話ではなく、ネットワークを通じてコンピュータどうしで直接やり取りします。ここで要になるのは、あらかじめ標準的な規約をそろえておくことです。どの回線でどの手順で送るか、データの並びと項目の意味をどうするか、訂正や障害のときにどう動くか、その取引を法的にどう扱うか。この四つを取引先と決めておかないと、相手が増えるたびに変換の手間が積み上がります。つまり縮まるのは通信そのものではなく、取引にまつわる事務のほうです。ですから説明を選ぶときは、商取引のデータを標準の取決めで交換すると述べているかどうかだけを見ます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アOSI 基本参照モデルに基づく電子メール…:OSI 基本参照モデルに基づく電子メールサービスの国際規格で、メッセージの生成や転送、処理を扱うという内容です。主題はメッセージを運ぶ仕組みであり、商取引のデータ交換の話ではありません。
- イネットワーク内で伝送されるデータを蓄積し…:伝送されるデータを蓄積したり、形式を変換したりする付加価値を加えた通信サービスという内容です。これは通信網そのものの説明で、取引の伝票をやり取りする取決めを指すものではありません。
- エ発注情報をデータエントリ端末から入力する…:発注情報を端末から入力し、本部や仕入先へ送って発注を行うシステムという内容です。扱う範囲が発注に限られており、受注から支払までの取引全体を対象とする仕組みとは重なりません。
この問題の用語
- EDI取引の伝票を決まった形式にそろえて、企業の間でやり取りする仕組みです。注文や請求の手入力が減り、取引を速く正確に進められます。
- 電子メール文書やファイルをネットワーク越しに送る仕組み。送信にはSMTP、受信にはPOP3やIMAP4というプロトコルが使われます。
- 規約守るべき約束事や決まりを定めたもののことです。利用規約やコーディング規約、通信の手順を決めた通信規約などがあります。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問72
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問78:著作権法に関する問題(規約)
- 令和7年度 秋期 午前 問45:デジタル署名に関する問題(電子メール)
- 令和6年度 秋期 午前 問57:入出力データの管理方針の例(EDI)
- 令和4年度 秋期 午前 問26:命名規約だけでは回避できない事象(規約)
- 令和2年度 10月 午前 問73:情報表現規約で規定されるべきもの(EDI)
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