令和2年度 10月 午前 問73
ビジネスインダストリ
情報表現規約で規定されるべきもの
EDI を実施するための情報表現規約で規定されるべきものはどれか。
- ア企業間の取引の契約内容
- イシステムの運用時間
- ウ伝送制御手順
- エメッセージの形式
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✓ これが正解エメッセージの形式
解説
取り交わすメッセージの形式を定める規約が該当します。
EDI と呼ばれる電子データ交換の仕組みは、階層に分かれた複数の規約が積み重なって成り立っています。設問が問う情報表現規約は、その積み重ねの中で、実際に取り交わされる電文の中身の形を決める層に置かれています。ですからこの層で定めるべきものを選ぶときは、電文の中身に触れているかを見るのが確実です。データをどんな項目に分け、どの順で並べ、それぞれをどんな符号で書き表すかといった、電文の姿そのものを取り決めるのがこの層の役割です。ですから、メッセージの形式を規定するという記述が、この層の中身にそのまま当てはまります。ほかの選択肢は、取引そのものについて当事者どうしが取り決める契約に関わる話や、運用の中でシステムをいつ動かすかという時間帯の話、あるいは電文を運ぶ側の手順に関わる話で、電文の中身の形の話ではありません。積み重なりの中で自分がどの層にいるかを取り違えないのが、この設問の要です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア企業間の取引の契約内容:企業間の取引の契約内容だと書かれています。取引を成立させる合意の中身に関わる取り決めで、電文の中身の形を定める層とは別の、契約に関わる上の層に置かれます。
- イシステムの運用時間:システムの運用時間だと書かれています。いつ動かし、いつ止めるかという運用の取り決めで、電文の中身の形を決める話ではなく、業務の運用に関わる別の層の内容です。
- ウ伝送制御手順:伝送制御手順だと書かれています。電文を運ぶ側で、どんな手順で送り出し、届いた側でどう受け取るかを定める取り決めで、電文の中身の形そのものを決める話ではありません。
この問題の用語
- EDI取引の伝票を決まった形式にそろえて、企業の間でやり取りする仕組みです。注文や請求の手入力が減り、取引を速く正確に進められます。
- 規約守るべき約束事や決まりを定めたもののことです。利用規約やコーディング規約、通信の手順を決めた通信規約などがあります。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:令和2年度 10月 応用情報技術者試験 午前 問73
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 秋期 午前 問78:著作権法に関する問題(規約)
- 令和6年度 秋期 午前 問57:入出力データの管理方針の例(EDI)
- 令和4年度 秋期 午前 問26:命名規約だけでは回避できない事象(規約)
- 平成28年度 春期 午前 問72:EDIの説明(EDI)
- 平成23年度 秋期 午前 問44:デザインレビューを実施する目的(規約)
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