平成31年度 春期 午前 問15
システム構成要素
MIPSに関する問題
あるクライアントサーバシステムにおいて,クライアントから要求された 1 件の検索を処理するために,サーバで平均 100 万命令が実行される。1 件の検索につき,ネットワーク内で転送されるデータは平均 2×10⁵ バイトである。このサーバの性能は 100 MIPS であり,ネットワークの転送速度は 8×10⁷ ビット/秒である。このシステムにおいて,1 秒間に処理できる検索要求は何件か。ここで,処理できる件数は,サーバとネットワークの処理能力だけで決まるものとする。また,1 バイトは 8 ビットとする。
- ア50
- イ100
- ウ200
- エ400
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✓ これが正解ア50
解説
サーバとネットの処理量のうち、少ない方が上限を決めます。
この種の問いは、直列に並んだ資源のうち、単位時間に処理できる量が最も少ないものが全体の上限を決める、と考えます。サーバは 100 MIPS ですから 1 秒間に 1 億の命令を実行でき、1 件あたりの命令数が 100 万なので、割ると 100 件になります。ネットワークは 1 秒間に 8000 万ビット、1 件あたり 20 万バイトすなわち 160 万ビットを運びますから、割ると 50 件です。二つの上限のうち小さい方が最終的な処理量を決めるため、答えは 50 件になります。サーバに余裕があってもネットワークで頭打ちになる、というよくある律速の形です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ100:100 は、サーバ側の処理量だけを取り出して答えにした場合の値です。ネットワークで運べる件数と突き合わせず、二つの資源の小さい方が上限になるという見方を落としてしまうと、この値に流れます。
- ウ200:200 は、単位時間あたりの命令数を実際の 100 MIPS より倍で扱ってしまった場合など、割り算の元になる値を大きく取ったときに出ます。1 秒に実行できる命令数と 1 件の命令数の桁を合わせる段で外れます。
- エ400:400 は、単位の換算を落として値を大きく持ち上げたときの数字です。バイトとビットの 8 倍の換算を落とすと、ネットワーク側の件数が実際の 8 倍のちょうど 400 になります。
この問題の用語
- クライアントサーバシステムクライアントとサーバが役割を分けて協調しながら処理を進める分散処理の形です。サーバがサービスを提供し、クライアントがそれを利用します。
出典:平成31年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問15
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前 問27:ストアドプロシージャに関する問題(クライアントサーバシステム)
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