平成22年度 春期 午前Ⅱ 問6
プロジェクトのコスト
トレンドチャートに関する問題
システムを開発するときの費用管理と進捗管理を同時に行うために,トレンドチャートを用いる。マイルストーンの予定の位置から実績の位置に結んだ矢印が垂直に下に向かっているときの費用と進捗に関する状況説明として,適切なものはどれか。
トレンドチャート:
縦軸:予算消化率(%,0〜100) 横軸:開発期間(0〜11ヶ月) 凡例:実線=実績,破線=予定 予定(破線):0ヶ月・0% → 約2.7ヶ月・約8% → 約6.5ヶ月・約65% → 約9ヶ月・約72% → 約11ヶ月以降・100%へ 実績(実線):0ヶ月・0% → 約2.3ヶ月・約19%(○) → 約6.5ヶ月・約53%(○) 1つ目のマイルストーン:予定の位置(約2.7ヶ月・約8%)から実績の位置(○)へ左上向きの矢印 2つ目のマイルストーン:「マイルストーンの予定の位置」(約6.5ヶ月・約65%)から「実績の位置」(○,約53%)へ垂直に下向きの矢印
- ア進捗が予定どおりで,費用が予算を下回っている。
- イ進捗が予定どおりで,費用が予算を超過している。
- ウ進捗が予定より遅れ,費用が予算を超過している。
- エ進捗が予定より進み,費用が予算を下回っている。
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✓ これが正解ア進捗が予定どおりで,費用が予算を下回っている。
解説
矢印が真下なら、進捗は予定どおりで、費用は予算を下回っています。
トレンドチャートは、横軸に時間、縦軸に予算消化率を取り、マイルストーンごとに予定の位置と実績の位置を比べる図です。横方向のずれは進捗、縦方向のずれは費用を表します。実績が予定より右にあれば到達が遅れ、左にあれば早まっています。実績が予定より下にあれば予算の消化が予定より少なく、上にあれば多いことになります。矢印が垂直に下を向いているなら、横方向のずれがないので進捗は予定どおりで、下へずれているので費用は予算を下回っています。横は時間、縦はお金と、軸ごとに一つの意味を割り当てて読むと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ進捗が予定どおりで,費用が予算を超過して…:進捗が予定どおりという読みは合っていますが、矢印が下を向いているので予算消化率は予定より低く、費用は予算を下回っています。超過しているなら矢印は上を向きます。
- ウ進捗が予定より遅れ,費用が予算を超過して…:矢印が垂直なので、マイルストーンに到達した時期は予定と同じで遅れはありません。また下を向いているので、費用は超過ではなく予算より少なく済んでおり、どちらの読みも図と合いません。
- エ進捗が予定より進み,費用が予算を下回って…:費用が予算を下回っている点は合っていますが、矢印が垂直なので到達した時期は予定と同じです。進捗が予定より進んでいるなら、矢印は左へ傾きます。
出典:平成22年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問6
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