令和7年度 春期 午前Ⅱ 問20
コンピュータ構成要素
セットアソシアティブ方式の説明
キャッシュメモリにおけるセットアソシアティブ方式の説明として,適切なものはどれか。
- アCPU があるアドレスにアクセスすると,そのアドレスがキャッシュメモリに存在するかどうか,キャッシュメモリ内の全てのタグを検索する。
- イキャッシュされているアドレスに書込みが発生したとき,キャッシュメモリと主記憶の両方にデータを書き込む。
- ウ主記憶のある一つのメモリブロックを,キャッシュメモリ内の単一又は複数の配置可能なロケーションに対応付ける。
- エプログラムが仮想アドレスにアクセスすると,対応する物理アドレスのメモリがアクセスされる。
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✓ これが正解ウ主記憶のある一つのメモリブロックを,キャッシュメモリ内の単一又は複数の配置可能なロケーションに対応付ける。
解説
メモリブロックを、決まったセット内の複数の場所に置ける方式です。
キャッシュメモリのマッピング方式は、主記憶のメモリブロックをキャッシュのどこに置けるかで分かれます。置ける場所が一か所に決まるのがダイレクト方式、どこにでも置けるのがフルアソシアティブ方式です。セットアソシアティブ方式はその中間で、キャッシュをいくつかの場所をまとめたセットに分け、メモリブロックのアドレスから入るセットを一つに決めたうえで、セットの中の複数の場所のどれかに置きます。設問の、単一又は複数の配置可能なロケーションに対応付けるという記述は、この考え方を表しています。見分ける軸は、書込みや仮想記憶の話ではなく、ブロックの置き場所の決め方を述べているかどうかです。セットまでは決まり、中では選べる、と覚えると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アCPU があるアドレスにアクセスすると,…:アクセスのたびにキャッシュメモリ内のすべてのタグを検索するのは、メモリブロックをキャッシュのどこにでも置けるフルアソシアティブ方式の動きです。セットを一つに絞ってから探す方式とは、探す範囲が違います。
- イキャッシュされているアドレスに書込みが発…:書込みのときにキャッシュメモリと主記憶の両方へデータを書き込むのは、ライトスルーと呼ばれる書込み方式です。ブロックをどこに置くかを決めるマッピング方式の説明ではありません。
- エプログラムが仮想アドレスにアクセスすると…:仮想アドレスへのアクセスを物理アドレスのメモリへのアクセスに置き換えるのは、仮想記憶のアドレス変換の説明です。キャッシュメモリの中でのブロックの置き場所の決め方とは別の仕組みです。
この問題の用語
- キャッシュ一度取り寄せた内容を手元に置いて、次から早く使えるようにする仕組み。CPUとメモリの間や、ブラウザ、DNSなど、さまざまな場所で使われます。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問20
同じ用語が出る問題
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