平成22年度 秋期 午前Ⅱ 問3
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
顧客の3者の関係
JIS Q 20000規格群の関係プロセスの規定における,供給者,サービス提供者及び顧客の3者の関係のうち,適切なものはどれか。
- ア供給者,サービス提供者及び顧客は,それぞれ別々の組織(外部)に所属する。
- イ供給者のサービスも含めて,サービス提供者が責任をもって,顧客にサービスを提供する。
- ウ供給者は,サービス提供者を顧客とみなしてサービスを提供することはない。
- エ供給者はサービス提供者からサービスや製品を受領して,顧客に提供する。
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✓ これが正解イ供給者のサービスも含めて,サービス提供者が責任をもって,顧客にサービスを提供する。
解説
供給者の分も含め、サービス提供者が責任をもって顧客へ提供します。
JIS Q 20000 規格群の関係プロセスでは、顧客、サービス提供者、供給者の3者の関係を扱います。サービス提供者は顧客にサービスを提供する立場で、その一部を供給者から受けたサービスや製品で賄うことがあります。見分ける軸は、顧客に対して誰が責任を負うのかです。供給者の提供分が含まれていても、顧客に対してサービス全体の責任を負うのはサービス提供者であり、供給者のサービスも含めてサービス提供者が責任をもって提供するという記述が合っています。顧客と向き合うのはサービス提供者、その後ろに供給者がいる、という並びで覚えると関係を取り違えません。出題当時の JIS Q 20000 規格群に基づく問で、規格はその後改正されています。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア供給者,サービス提供者及び顧客は,それぞ…:3者が必ず別々の外部組織に属するとは限りません。同じ組織の中の別部門が顧客や供給者の立場になることもあり、所属する組織の違いで3者の関係を決める記述は適切ではありません。
- ウ供給者は,サービス提供者を顧客とみなして…:供給者から見れば、サービス提供者は自分のサービスや製品を受け取る相手、つまり顧客に当たります。サービス提供者を顧客とみなして提供することはない、という記述は関係を逆に捉えています。
- エ供給者はサービス提供者からサービスや製品…:供給者がサービス提供者からサービスや製品を受け取り、顧客へ渡すという流れは、供給者とサービス提供者の位置が入れ替わっています。供給者は、サービス提供者へ提供する側に立ちます。
この問題の用語
- 供給者製品やサービスを外部から提供する事業者のこと。社内の部門とは区別され、提供する内容や水準は契約で取り決めます。
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:平成22年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問3
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問1(供給者)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(供給者)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:事業関係管理に関する問題(供給者)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問10:供給者管理に関する問題(供給者)
- 平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問12:供給者管理に関する問題(供給者)
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