平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問6
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
BIAに関する問題
ITサービスマネジメントにおいて,災害による重大なサービス停止に関する事業影響度分析は,どのプロセスで実施するか。
- アインシデント及びサービス要求管理
- イサービス継続及び可用性管理
- ウサービスレベル管理
- エ問題管理
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✓ これが正解イサービス継続及び可用性管理
解説
災害時の事業影響度分析は、サービス継続及び可用性管理で行います。
事業影響度分析(BIA)は、サービスが止まったときに事業へどれだけの損失や影響が出るか、どのくらいの時間で影響が深刻になるかを分析するものです。災害のような重大なサービス停止に備えて、どのサービスをどの順で、どれくらいの時間で復旧させるべきかを決めるための材料になります。この分析をもとにサービスの継続計画を立てるので、実施するのは、サービスの継続と可用性に関する要求を特定し、計画し、試験するサービス継続及び可用性管理のプロセスです。災害による重大なサービス停止という言葉が出てきたら、日常の障害対応ではなく継続の備えの話だと読み替えると、プロセスを選びやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインシデント及びサービス要求管理:インシデント及びサービス要求管理は、発生したインシデントにすみやかに対応してサービスを復旧させ、利用者からの要求に応えるプロセスです。災害に備えて事業への影響を前もって分析する活動は受け持ちません。
- ウサービスレベル管理:サービスレベル管理は、顧客と合意したサービスの水準を定め、その達成状況を監視して見直すプロセスです。災害による重大な停止が事業に与える影響を分析することは、継続の備えを担う側の役割です。
- エ問題管理:問題管理は、インシデントの根本原因を調べて再発を防ぐプロセスです。災害が起きた場合の事業への影響を事前に分析し、復旧の優先順位を決める活動は含みません。
この問題の用語
- サービスレベル管理提供するサービスの目標を顧客と合意し、守れているかを測って保つ活動。稼働率や応答時間を数字で決めます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
出典:平成26年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問6
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:RTOに関する問題(インシデント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問9:構成ベースラインに関する問題(問題管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:事業関係管理に関する問題(サービスレベル管理)
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