平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問9
サービスの運用
イベント管理に関する問題
ITILにおいて,インシデントに対する一連の活動のうち,イベント管理プロセスが分担する活動はどれか。
- アインシデントの発生後に,インシデントの原因などをエラーレコードとして記録する。
- イインシデントの発生後に,問題の根本原因を分析して記録する。
- ウインシデントの発生時に,ITサービスを迅速に復旧するための対策を講じる。
- エインシデントの発生を検出して,関連するプロセスに通知する。
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✓ これが正解エインシデントの発生を検出して,関連するプロセスに通知する。
解説
イベント管理は、インシデントの発生を検出して関連プロセスに通知します。
ITIL のイベント管理は、ITインフラストラクチャやサービスで起きるイベントを監視し、その意味を判断して、必要な対応につなげるプロセスです。イベントには正常な動作の通知もあれば、しきい値の超過や障害を示すものもあります。障害を示すイベントを検出した場合、イベント管理はそれをインシデントとして扱うよう、インシデント管理へ通知します。つまり、インシデントに対する一連の活動のうち、イベント管理が分担するのは、インシデントの発生を検出して関連するプロセスに通知する入口の部分です。インシデントの流れを、見つける、直す、原因を探る、記録して再発に備える、の順に並べ、最初の見つける役がイベント管理だと覚えると、他のプロセスとの分担が整理できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインシデントの発生後に,インシデントの原…:インシデントの原因などをエラーレコードとして記録するのは、原因が分かったものを既知の誤りとして記録する問題管理の活動です。発生の検出と通知を受け持つイベント管理の分担ではありません。
- イインシデントの発生後に,問題の根本原因を…:インシデントの発生後に問題の根本原因を分析して記録するのは、問題管理の活動です。イベント管理は起きたことを検出して知らせる役割で、根本原因の分析までは行いません。
- ウインシデントの発生時に,ITサービスを迅…:インシデントの発生時にサービスを迅速に復旧するための対策を講じるのは、インシデント管理の活動です。イベント管理から通知を受けたあとで、復旧に向けて対応するのはインシデント管理の側です。
この問題の用語
- インシデント管理起きた出来事を受け付け、記録し、元どおりに戻すまでを決まった流れで進めること。原因の追究は別の活動として分けます。
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
- 根本原因表に現れた問題を引き起こしている、大もとの原因のことです。ここを断たない限り、同じ問題が形を変えて繰り返し起きます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成26年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問9
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:RTOに関する問題(インシデント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問12(インシデント管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問9:構成ベースラインに関する問題(問題管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問7:インシデント管理に関する問題(根本原因)
- 令和3年度 春期 午前Ⅱ 問4:イベント管理に関する問題(根本原因)
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