平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問3
サービスの運用
インシデント管理に関する問題
ITサービスマネジメントにおいて,インシデントに対する一連の活動のうち,イベント管理プロセスが分担する活動はどれか。
- アインシデントの発生後に,インシデントの原因などをエラーレコードとして記録する。
- イインシデントの発生後に,問題の根本原因を分析して記録する。
- ウインシデントの発生時に,ITサービスを迅速に復旧するための対策を講じる。
- エインシデントの発生を早期に検出して,関連するプロセスに通知する。
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✓ これが正解エインシデントの発生を早期に検出して,関連するプロセスに通知する。
解説
イベント管理は、インシデントを早期に検出して関連プロセスへ通知します。
イベント管理は、ITインフラストラクチャやサービスの状態の変化、つまりイベントを監視し、意味のある変化を見つけて適切なプロセスに引き渡すプロセスです。見分ける軸は、インシデントに対する一連の活動のうち、どの段階を受け持つかです。監視によって異常を示すイベントを早く検出し、インシデント管理など関連するプロセスに通知すれば、利用者が気付く前に対応を始められます。検知して知らせるのがイベント管理、復旧はインシデント管理、原因の分析は問題管理、と順番に並べて覚えると区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインシデントの発生後に,インシデントの原…:インシデントの原因などをエラーレコードとして記録するのは、根本原因を調べて既知のエラーとして管理する問題管理の活動です。発生を検出して知らせる段階ではなく、その後の分析の段階に当たります。
- イインシデントの発生後に,問題の根本原因を…:問題の根本原因を分析して記録するのは、問題管理の活動です。インシデントが再び起きないよう原因を突き止めるもので、発生をいち早く見つけて通知する役割ではありません。
- ウインシデントの発生時に,ITサービスを迅…:インシデントの発生時にITサービスを迅速に復旧させる対策を講じるのは、インシデント管理の活動です。イベント管理から通知を受けた後の、サービスを元に戻す段階に当たります。
この問題の用語
- インシデント管理起きた出来事を受け付け、記録し、元どおりに戻すまでを決まった流れで進めること。原因の追究は別の活動として分けます。
- 問題管理インシデントの未知の根本原因を突き止め、恒久的な対策を出す活動です。決められた時間内に復旧させるインシデント管理とは目的が違います。
- 根本原因表に現れた問題を引き起こしている、大もとの原因のことです。ここを断たない限り、同じ問題が形を変えて繰り返し起きます。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成24年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問3
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:RTOに関する問題(インシデント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問12(インシデント管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問9:構成ベースラインに関する問題(問題管理)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問7:インシデント管理に関する問題(根本原因)
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