平成27年度 秋期 午前Ⅱ 問10
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
可用性管理プロセスで行う活動
JIS Q 20000-1におけるサービス継続及び可用性管理プロセスで行う活動はどれか。
- アインシデント及び問題の影響を識別し,これを最小限に抑える,又は回避するための手順を採用する。
- イサービス全体の可用性などの要求事項を,事業計画,サービスの要求事項,SLA及びリスクを考慮して特定する。
- ウサービスの容量・能力を監視し,サービスのパフォーマンスを調整して,かつ,十分な容量・能力を提供するための手順を明確にする。
- エ提供する個々のサービスを定義し,これに顧客と合意して,かつ,文書化する。
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✓ これが正解イサービス全体の可用性などの要求事項を,事業計画,サービスの要求事項,SLA及びリスクを考慮して特定する。
解説
可用性などの要求事項を、事業計画やSLA、リスクを考えて特定します。
設問が引く JIS Q 20000-1 のサービス継続及び可用性管理プロセスは、顧客と合意したサービス継続と可用性の約束を守れるようにするための活動です。見分ける軸は、扱う対象が可用性と継続の要求事項かどうかです。その出発点として、事業計画、サービスの要求事項、SLA、リスクを考慮しながら、サービス全体の可用性などの要求事項を特定します。ほかの肢は、インシデントや問題への対処、容量・能力の確保、サービスの定義と合意という、それぞれ別の管理の対象を扱う説明です。プロセスの名前に入っている継続と可用性が、活動の対象として書かれているかを確かめると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アインシデント及び問題の影響を識別し,これ…:インシデントや問題が与える影響を識別し、最小限に抑えたり回避したりする手順は、インシデントと問題そのものを扱う管理の側の活動です。可用性の要求事項を事業計画やSLAから特定する活動とは対象が違います。
- ウサービスの容量・能力を監視し,サービスの…:サービスの容量・能力を監視し、パフォーマンスを調整して十分な容量・能力を確保する手順は、容量・能力管理プロセスの活動です。可用性や継続の要求事項を特定する活動とは扱う対象が異なります。
- エ提供する個々のサービスを定義し,これに顧…:提供する個々のサービスを定義し、顧客と合意して文書化する活動は、サービスレベル管理の側の仕事です。サービスの中身を取り決める段階の活動であり、可用性の要求事項を特定する活動ではありません。
この問題の用語
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
- SLA提供する側と受ける側で、どの水準まで満たすかをあらかじめ取り決めた合意。緊急時の手順や、守れなかったときの扱いも決めておきます。
- 監視機器や利用者の動きを継続して見て、記録に残しておくこと。稼働状況や性能を見張り、異常に早く気づいて対応するために行います。
出典:平成27年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問10
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問9:マネジメントレビューに関する問題(SLA)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:RTOに関する問題(インシデント)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:プラクティスの目的(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問3:SLAに関する説明(SLA)
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