平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問7
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
RPOに関する問題
目標復旧時点(RPO)を24時間に定めているのはどれか。
- ア業務アプリケーションのリリースを展開するための中断時間を,24時間以内とする。
- イ業務データの復旧を,障害発生時点から24時間以内に完了させる。
- ウ業務データを,障害発生時点の24時間前以降の状態に復旧させる。
- エ中断したITサービスを24時間以内に復旧させる。
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✓ これが正解ウ業務データを,障害発生時点の24時間前以降の状態に復旧させる。
解説
障害の24時間前以降の状態へデータを戻せるようにするのがRPO24時間です。
目標復旧時点(RPO)は、障害が起きたときに、データをどの時点の状態まで戻せればよいかを決める目標です。見分ける軸は、目標が時間の長さを決めるものか、データを戻す時点を決めるものかです。RPOを24時間に定めるとは、障害発生時点からさかのぼって24時間前以降の状態にデータを復旧できるようにする、つまり失ってもよいデータを最大24時間分にとどめることを意味します。そのためには、少なくとも24時間に1回はバックアップなどでデータを保全しておく必要があります。いつまでに直すかを決めるのがRTO、どこまで戻すかを決めるのがRPO、と問いの形で区別すると選べます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア業務アプリケーションのリリースを展開する…:リリースを展開するための中断時間を24時間以内とするのは、計画的な作業で許されるサービス停止の長さの取決めです。障害時にデータをどの時点まで戻すかを決めるRPOとは、決めている対象がまったく違います。
- イ業務データの復旧を,障害発生時点から24…:障害発生時点から24時間以内にデータの復旧を終えるというのは、復旧に掛けてよい時間の長さを決めた目標で、RTOの考え方にあたります。データをどの時点の状態に戻すかを決めるRPOではありません。
- エ中断したITサービスを24時間以内に復旧…:中断したITサービスを24時間以内に復旧させるのは、サービスの再開までの時間を決めた目標で、RTOにあたります。データが失われる範囲ではなく、止まっている時間の長さの上限を定めています。
この問題の用語
- RPO障害が起きたとき、どの時点のデータまで戻せればよいかの目標。復旧までの時間の目標であるRTOとは別の指標です。
- RTO障害が起きてから、どれだけの時間で業務を再開させるかの目標。失ってよいデータ量の目標であるRPOとは別の指標です。
- バックアップ失っても元に戻せるよう、データの複製を別に取っておくこと。取るだけでなく、戻せるかを確かめておくのが要点です。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問7
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問11:エラープルーフ化に関する問題(バックアップ)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:RTOに関する問題(RPO)
- 令和5年度 春期 午前Ⅱ 問4:RTOに関する問題(RTO)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問5:RTOとRLOを定めた例(RPO)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問7:RPOに関する問題(RTO)
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