平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問8
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
リリース及び展開管理に関する問題
ITサービスマネジメントにおける変更要求に対する活動のうち,リリース及び展開管理プロセスに含まれるものはどれか。
- ア稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
- イ変更の影響を受ける構成品目(CI)の識別
- ウ変更要求(RFC)の記録
- エ変更要求を評価するための変更諮問委員会(CAB)の召集
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✓ これが正解ア稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
解説
変更されたCIの集合を構築するのがリリース及び展開管理の活動です。
変更要求に対する活動は、変更管理プロセスとリリース及び展開管理プロセスで分担します。見分ける軸は、その活動が変更の是非を決める側か、承認された変更を形にして届ける側かです。変更管理は、変更要求(RFC)を記録し、影響を受ける構成品目を識別して影響を評価し、必要に応じて変更諮問委員会(CAB)に諮って判断します。承認された変更を受けて、稼働環境に展開する変更済みの構成品目の集合、つまりリリースを構築し、展開するのがリリース及び展開管理です。決めるのが変更管理、作って届けるのがリリース及び展開管理、と覚えると分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ変更の影響を受ける構成品目(CI)の識別:変更の影響を受ける構成品目を識別するのは、変更を承認するかどうかを決める前に影響を評価する作業で、変更管理の側の活動です。構成管理の情報を使って行いますが、リリースを構築して展開する活動ではありません。
- ウ変更要求(RFC)の記録:変更要求(RFC)の記録は、変更管理の出発点となる活動です。変更を受け付けて管理の対象にする段階であり、承認された変更をまとめて稼働環境に展開するリリース及び展開管理の仕事ではありません。
- エ変更要求を評価するための変更諮問委員会(…:変更諮問委員会(CAB)を召集するのは、影響の大きい変更を評価し、承認の判断に助言を得るための変更管理の活動です。変更を実際に稼働環境へ届ける段階を受け持つリリース及び展開管理の活動には含まれません。
この問題の用語
- 変更管理すべての変更を、評価し承認し実施し見直すことを確実にする活動です。未知の原因を突き止めて再発を防ぐ問題管理とは、目的が違います。
- サービスマネジメントITサービスを計画し、提供し、良くしていく一連の管理活動です。計画外の中断や品質の低下は、インシデントとして扱います。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問8
同じ用語が出る問題
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問2:サービス継続管理に関する問題(サービスマネジメント)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問10:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問9:構成管理プロセスの活動(変更管理)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問11:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
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