平成23年度 秋期 午前Ⅱ 問17
技術戦略マネジメント
品質機能展開に関する問題
特許を分析して生まれた問題解決技法であり,問題(矛盾)を創造的・発明的に解決するための弁証法的な思考法を具体的な方法論にまとめたものはどれか。
- アQFD
- イTRIZ
- ウシックスシグマ
- エ親和図法
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✓ これが正解イTRIZ
解説
特許の分析から生まれ、矛盾を発明的に解決する技法がTRIZです。
TRIZは、旧ソ連で大量の特許を分析し、発明に共通するパターンを抽出したことから生まれた問題解決の技法です。技術的な問題を、ある性能を上げると別の性能が下がるといった矛盾として捉え、その矛盾を妥協ではなく創造的に解消する道筋を、原理や手順として体系化しています。見分ける軸は、特許の分析が出発点であることと、矛盾の解決を目的とすることです。顧客の要求を設計の品質へ展開する手法、統計的に品質のばらつきを減らす改善手法、言葉のデータを親和性でまとめる手法は、いずれも特許や矛盾とは結び付きません。特許の分析と矛盾の解決、この二つがそろえばTRIZと判断できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アQFD:QFDは品質機能展開とも呼ばれ、顧客の要求を製品の品質特性や設計の要素へ順に展開していく手法です。顧客の声を設計に結び付けるためのもので、特許を分析して矛盾を解決する技法ではありません。
- ウシックスシグマ:シックスシグマは、統計的な手法を用いて業務や製品のばらつきを減らし、欠陥の発生を極めて少なくすることを目指す品質改善の取組みです。データにもとづく改善活動であり、発明的な発想を導く技法とは性格が違います。
- エ親和図法:親和図法は、言葉で表された多くの情報を内容の近いものどうしでまとめて整理し、問題の構造を明らかにする手法です。新QC七つ道具の一つで、特許の分析や矛盾の解決を手順化したものではありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成23年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問17
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