令和5年度 春期 午前Ⅱ 問13
経営管理システム
内面化の説明
SECIモデルにおける,内面化の説明はどれか。
- ア新たに創造された知識を組織に広め,新たな暗黙知として習得すること
- イ組織内の個人,小グループが有する暗黙知を形式知として明示化すること
- ウ組織内の個人,小グループで暗黙知の共有化や,新たな暗黙知の創造を行うこと
- エ明示化した形式知を組み合わせ,それを基に新たな知識を創造すること
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✓ これが正解ア新たに創造された知識を組織に広め,新たな暗黙知として習得すること
解説
内面化は、組織に広めた知識を新たな暗黙知として身に付けることです。
SECIモデルは、知識が暗黙知と形式知の間で形を変えながら、個人から組織へと広がり創造されていく過程を、共同化、表出化、連結化、内面化の四つの段階で表したモデルです。見分ける軸は、各段階で知識がどの形からどの形へ移るかです。内面化は、連結化などで作られた形式知を、実践や体験を通じて個人が自分のものとし、新たな暗黙知として身に付ける段階です。マニュアルで学んだ手順を繰り返し使ううちに、意識しなくてもできるようになる場面がこれに当たります。内面化で身に付いた暗黙知は、再び共同化の出発点となり、四つの段階が循環します。形式知を体に染み込ませるのが内面化、と覚えると他の段階と区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イ組織内の個人,小グループが有する暗黙知を…:個人や小グループがもつ暗黙知を、言葉や図などの形式知として明示化するのは、表出化の説明です。知識を外に表す動きであり、形式知を個人が身に付けて暗黙知にする内面化とは向きが逆です。
- ウ組織内の個人,小グループで暗黙知の共有化…:個人や小グループの間で暗黙知を共有したり、新たな暗黙知を生み出したりするのは、共同化の説明です。体験の共有を通じて暗黙知のまま伝わる段階で、形式知からの習得ではありません。
- エ明示化した形式知を組み合わせ,それを基に…:明示化された形式知を組み合わせ、それを基に新たな知識を作り出すのは、連結化の説明です。形式知同士をつなぐ段階であり、それを個人が実践を通じて習得する内面化とは別の段階です。
この問題の用語
- 組織目的を果たすために、人が役割を分けて集まったまとまりのことです。分け方には機能別、事業部制、マトリックスなどの形があります。
出典:令和5年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問13
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