令和6年度 春期 午前Ⅱ 問8
マーケティング
コーズリレーテッドマーケティングの特徴はどれか。
- ア顧客との継続的な取引関係を構築して維持することによって,顧客生涯価値を高め,企業収益に貢献する。
- イ顧客の許可を得てから勧誘や広告活動を行うことによって,顧客との長期的な信頼関係や友好関係の形成を重視する。
- ウ商品の売上の一部をNPO法人に寄付するなど,社会貢献活動を支援する信条をアピールし,販売促進につなげる。
- エ蓄積された顧客情報を分析することによって,見込客の特定,的確な提案,顧客の購買促進や顧客のロイヤルティ向上などに役立てる。
答えと解説を見る
✓ これが正解ウ商品の売上の一部をNPO法人に寄付するなど,社会貢献活動を支援する信条をアピールし,販売促進につなげる。
解説
社会貢献への支援を打ち出して販売促進につなげる手法です。
見分ける軸は、社会的な大義(コーズ)への貢献を、販売促進に結び付けているかどうかです。コーズリレーテッドマーケティングは、商品やサービスの売上の一部を社会貢献活動を行う団体に寄付するなど、社会的な課題の解決への支援を打ち出し、それに共感した消費者の購買を促す手法です。消費者は購入を通じて社会貢献に参加でき、企業は売上の拡大とイメージの向上を同時に狙えます。売上の一部をNPO法人に寄付するなどして社会貢献活動を支援する信条を示し、販売促進につなげるという説明は、この手法そのものです。コーズは大義や社会的な目的という意味なので、社会貢献と販売を結び付けた手法と覚えると見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア顧客との継続的な取引関係を構築して維持す…:顧客との継続的な取引関係を築いて維持し、顧客生涯価値を高めて収益に結び付けるのは、リレーションシップマーケティングの考え方です。関係を長く続けることが主題で、社会貢献を販売促進に使う点はありません。
- イ顧客の許可を得てから勧誘や広告活動を行う…:顧客の許可を得てから勧誘や広告を行い、長期的な信頼関係を築くのは、パーミッションマーケティングの考え方です。広告を届ける前に同意を得ることが特徴で、社会貢献活動の支援を打ち出す手法ではありません。
- エ蓄積された顧客情報を分析することによって…:蓄積した顧客情報を分析して、見込客の特定や的確な提案、購買の促進やロイヤルティの向上に役立てるのは、顧客データの活用による手法の説明です。社会的な大義への貢献と販売を結び付ける点がありません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問8
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)