令和8年度 北海道 午後 問8
人体の働きと医薬品
交感神経系に関する問題
交感神経系が副交感神経系より活発に働いたときの効果器とその反応に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 目では、瞳孔が収縮する。
b 胃では、胃液分泌が亢進する。
c 肝臓では、グリコーゲンが合成される。
d 膀胱では、排尿筋が弛緩する。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 正
- 2正 正 誤 誤
- 3誤 誤 誤 誤
- 4誤 正 正 誤
- 5誤 誤 誤 正
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✓ これが正解5誤 誤 誤 正
解説
dだけが正。交感神経優位で瞳孔散大・胃液抑制・グリコーゲン分解
手引き第2章の自律神経系の範囲で判断します。交感神経系は体を緊張・活動させる方向に、副交感神経系は休息や消化の方向に働く、と考えると効果器の反応を整理できます。
aは誤りです。交感神経系が優位になると、目では瞳孔が散大します。瞳孔が収縮するのは副交感神経系が優位のときです。bも誤りです。胃では、交感神経系が優位なとき胃液の分泌は抑制されます。亢進するのは副交感神経系の働きです。cも誤りです。肝臓では、交感神経系が優位なとき、エネルギー源を確保するためにグリコーゲンが分解されてブドウ糖が放出されます。グリコーゲンが合成されるのは副交感神経系が優位なときです。dは正しく、膀胱では排尿筋が弛緩し、排尿は抑制されます。
したがって、a誤・b誤・c誤・d正の組み合わせが正解です。活動する場面では、目は大きく開き、消化は後回し、エネルギーは使う方向、尿はためる方向と、体の様子を思い浮かべると判断しやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 正:aを正としていますが、交感神経系が優位だと瞳孔は散大するため、収縮とする記述は誤りです。bを正としていますが、交感神経系が優位だと胃液の分泌は抑えられるので、亢進とする記述は誤りです。cを正としていますが、交感神経系が優位な肝臓ではグリコーゲンが分解されるため、合成は誤りです。
- 2正 正 誤 誤:aを正としていますが、交感神経系が優位だと瞳孔は散大するため、収縮とする記述は誤りです。bを正としていますが、交感神経系が優位だと胃液の分泌は抑えられるので、亢進とする記述は誤りです。dを誤としていますが、交感神経系が優位だと排尿筋はゆるんで排尿が抑えられるので、正しい記述です。
- 3誤 誤 誤 誤:dを誤としていますが、交感神経系が優位だと排尿筋はゆるんで排尿が抑えられるので、正しい記述です。ほかの記述の正誤は正解と一致しています。
- 4誤 正 正 誤:bを正としていますが、交感神経系が優位だと胃液の分泌は抑えられるので、亢進とする記述は誤りです。cを正としていますが、交感神経系が優位な肝臓ではグリコーゲンが分解されるため、合成は誤りです。dを誤としていますが、交感神経系が優位だと排尿筋はゆるんで排尿が抑えられるので、正しい記述です。
出典:令和8年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問8(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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