令和5年度 北海道 午後 問15
人体の働きと医薬品
肝機能障害に関する問題
医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a 軽度の肝機能障害の場合は自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。
b 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。
c 医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。
d 原因と考えられる薬物を漫然と使用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることがある。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1誤 正 誤 誤
- 2正 誤 正 正
- 3誤 正 正 誤
- 4正 正 誤 正
- 5誤 誤 正 正
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✓ これが正解2正 誤 正 正
解説
a・c・dが正、bはビリルビンが血液中に滞留するので誤り
医薬品による肝機能障害(手引きの人体の働きと医薬品の章の症状からみた主な副作用)で判断します。
aは正しい記述です。軽度の肝機能障害では自覚症状がなく、健康診断などの血液検査で初めて分かることが多いとされています。bは誤りです。黄疸は、ビリルビン(黄色い色素)が胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することで生じます。皮膚や白目が黄色くなるのはこのためです。記述は血液と胆汁が逆になっています。cは正しく、医薬品による肝機能障害は、有効成分やその代謝物の直接的な肝毒性による中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応によるアレルギー性のものに大別されます。dも正しく、原因と考えられる薬物を漫然と使い続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもあります。
したがって、a正・b誤・c正・d正の組み合わせが正解です。黄色い色素が血液にたまって全身が黄色くなる、と目に見える症状から考えると覚えやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1誤 正 誤 誤:a・c・d を誤り、b を正としています。黄疸はビリルビンが血液中にたまって起こるのでbは誤りで、残りの3つはいずれも正しい内容です。
- 3誤 正 正 誤:a を誤り、b を正とし、d も誤りとしています。軽い肝障害は自覚症状がないことが多く、漫然と使うと肝不全もあり得るのでa・dは正しく、bは誤りです。
- 4正 正 誤 正:b を正、c を誤りとしています。ビリルビンが滞留するのは血液中なのでbは誤りで、中毒性とアレルギー性に大別するcは正しい記述です。
- 5誤 誤 正 正:a を誤りとしていますが、軽度の肝機能障害は自覚症状がなく血液検査で見つかることが多いという内容は正しい記述です。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問15(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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