令和5年度 北海道 午後 問48
医薬品の適正使用・安全対策
シロップ剤に関する問題
医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
a シロップ剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されることが望ましい。
b 医薬品を旅行先に携行するために別の容器へ移し替えることは、誤用の原因となるおそれがあるため、不適当である。
c 点眼薬は、長期間の保存に適さないため、家族で共用しできる限り早く使い切ることが望ましい。
d 可燃性ガスを噴射剤としているエアゾール製品については、消防法(昭和23年法律第186号)や高圧ガス保安法(昭和26年法律第204号)に基づき、その容器への注意事項の表示が義務づけられているが、添付文書において「保管及び取扱い上の注意」としても記載されている。
(肢は a b c d の順の正誤)
- 1正 正 正 正
- 2誤 正 正 正
- 3正 誤 正 正
- 4正 正 誤 正
- 5正 正 正 誤
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✓ これが正解4正 正 誤 正
解説
a・b・dが正、点眼薬は家族で共用しないのでcは誤り
添付文書の保管及び取扱い上の注意(手引きの医薬品の適正使用・安全対策の章)で判断します。
aは正しい記述です。シロップ剤などは変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管されるのが望ましいとされています。bも正しく、旅行や勤め先などへ携行するために別の容器へ移し替えると、日時が経って中身がどんな医薬品であったか分からなくなり、誤用の原因になるおそれがあるため、適当ではありません。cは誤りです。点眼薬は複数の使用者間で使い回されると、使用に際して薬液に細菌汚染があった場合に、別の使用者に感染するおそれがあるため、他の人と共用しないこととされています。家族で共用して早く使い切るという考え方は誤りです。dは正しく、可燃性ガスを噴射剤とするエアゾール製品は、消防法や高圧ガス保安法に基づいて容器への注意事項の表示が義務付けられていますが、添付文書でも保管及び取扱い上の注意として記載されています。
したがって、a正・b正・c誤・d正の組み合わせが正解です。目薬は一人一本、と衛生面から覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 1正 正 正 正:c を正としていますが、点眼薬を家族で共用すると、薬液が細菌で汚れていた場合にほかの人へ感染を広げるおそれがあります。共用はしないこととされています。
- 2誤 正 正 正:a を誤りとしていますが、シロップ剤は変質しやすく開封後は冷蔵庫で保管するのが望ましいという記述は正しい内容です。
- 3正 誤 正 正:b を誤りとしていますが、別の容器へ移すと何の薬か分からなくなり誤用につながるので、移し替えは不適当とする記述は正しいです。
- 5正 正 正 誤:d を誤りとしていますが、エアゾール製品は法律で容器に注意事項を表示するうえ、添付文書の保管及び取扱い上の注意にも書かれています。
出典:令和5年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問48(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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