令和7年度 北海道 午前 問47
主な医薬品とその作用
第1欄の記述は、眼科用薬の配合成分に関するものである。( )の中に入れるべき字句について、第2欄に掲げる成分のうち最も適するものはどれか。
第1欄
( )は、視細胞が光を感受する反応に関与していることから、視力調整等の反応を改善する効果を期待して用いられる。
第2欄
- 1ビタミンA
- 2ビタミンB2
- 3ビタミンB6
- 4ビタミンB12
- 5ビタミンE
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✓ これが正解1ビタミンA
解説
視細胞が光を感受する反応に関与するのはビタミンA
手引き第3章の眼科用薬の項で、点眼薬に配合されるビタミン成分の働きを問う問題です。
空欄に入るのはビタミンAです。ビタミンA(レチノールなど)は、視細胞が光を感受する反応に関与していることから、視力調整等の反応を改善する効果を期待して用いられます。暗い所で見えにくくなる夜盲症がビタミンAの不足と結びつけて語られるのも、この働きによるものです。
ほかのビタミンも点眼薬に配合されることがありますが、期待される働きが違います。ビタミンB2(フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム)は、角膜の酸素消費能を増加させ組織呼吸を亢進し、ビタミンB2欠乏が関与する角膜炎に対して改善効果を期待して用いられます。ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)は、アミノ酸の代謝や神経伝達物質の合成に関与することから、目の疲れ等の症状を改善する効果を期待して用いられます。ビタミンB12(シアノコバラミン)は、目の調節機能を助ける作用を期待して用いられます。ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)は、末梢の微小循環を促進させることにより、結膜充血、疲れ目等の症状を改善する効果を期待して用いられます。
したがって、ビタミンAが正解です。光を感じる、と聞いたらビタミンA、と結びつけて覚えると見分けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2ビタミンB2:ビタミンB2は、角膜が酸素を使う働きを高め、ビタミンB2の不足が関わる角膜炎の改善を期待して用いられます。光を感じる反応に関わる成分ではありません。
- 3ビタミンB6:ビタミンB6は、アミノ酸の代謝や神経の情報を伝える物質の合成に関わることから、目の疲れの改善を期待して用いられます。視細胞の光の感受とは別の働きです。
- 4ビタミンB12:ビタミンB12は、目のピント合わせなど調節の機能を助ける働きを期待して用いられる成分です。視細胞が光を受け取る反応に関与する成分としては説明されていません。
- 5ビタミンE:ビタミンEは、細い血管の血の巡りを良くして、目の充血や疲れ目を改善する効果を期待して用いられます。光を感じる反応に関わる成分ではないので空欄には入りません。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問47(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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