平成23年度 秋期 午前 問65
システム企画
提案依頼書に関する問題
“提案評価方法の決定”に始まる調達プロセスを,調達先との契約締結,調達先の選定,提案依頼書(RFP)の発行,提案評価に分類して順番に並べたとき,c に入るものはどれか。
┌──────────────┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐ ┌───┐ │ 提案評価方法 │ → │ a │ → │ b │ → │ c │ → │ d │ │ の決定 │ └───┘ └───┘ └───┘ └───┘ └──────────────┘
- ア調達先との契約締結
- イ調達先の選定
- ウ提案依頼書(RFP)の発行
- エ提案評価
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✓ これが正解イ調達先の選定
解説
採点の結果から1社を決める段が c に入ります。
調達の流れは、募る、評価する、選ぶ、契約する、の四段で並びます。図の先頭に置かれているのは提案評価方法の決定ですから、何を基準に選ぶかを先に固めてから動き出す形になっています。この並びに沿って箱を順に埋めていくと、c は採点の結果から取引相手を一つに決める段、つまり調達先の選定になります。図の設問では、空欄だけをにらむより、先頭から順に全部を埋めてしまうほうが速く確実です。ここで押さえておきたいのは、なぜ評価の方法を最初に決めるのかという点です。提案を見てから基準をつくると、特定の一社に有利な基準になりかねません。募集より前に基準を固定しておくことで、公平さと説明のしやすさが保たれます。手順の順序そのものが統制として働いている、という型です。調達で交わす文書は、出す側と出す時期を対にして覚えると整理できます。発注する側が先に市場や技術の情報を集めるために出すのが RFI、要件と評価の基準を示して提案を募るために出すのが提案依頼書、すなわち RFP です。提案書や見積書は受注する側が返します。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア調達先との契約締結:調達先との契約締結は、相手を一つに決めた結果として行う最後の段です。図では d の位置にあたり、その後ろに箱がないことからも終点だと分かります。
- ウ提案依頼書(RFP)の発行:提案依頼書の発行は、決めておいた基準を示して提案を募る段です。図では a の位置にあたり、評価も選定もまだ始まっていない早い段階に置かれます。
- エ提案評価:提案評価は、集まった提案を、先に決めておいた基準で採点する段です。図では b の位置にあたり、採点までで止まっていて、まだ相手を決めていません。
この問題の用語
- 提案依頼書RFPの日本語名で、候補の会社に提案を出してほしいと伝える文書です。要求事項に重要度を付け、評価の基準を提案が届く前に決めておくと選定が公正になります。
- RFP提案依頼書のこと。システムの調達で候補の会社に提案を求める文書で、選定の基準は提案を受け取る前に決めておきます。
- RFI発注元がシステム化の目的や業務内容を示し、事業者に情報の提供を求める文書です。提案書の提出を求めるRFPは、この次の段階になります。
- 調達必要なシステムや物品を、外部の事業者から手に入れる一連の手続です。情報提供の依頼、提案の依頼、選定、契約の順に進みます。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
出典:平成23年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問65
同じ用語が出る問題
- 令和5年度 春期 午前 問65:調達の際に作成されるRFIの説明(RFI)
- 平成26年度 春期 午前 問66:要件定義に関する問題(RFP)
- 平成25年度 春期 午前 問66:RFIの説明(RFP)
- 平成24年度 春期 午前 問65:提案依頼書に関する問題(提案依頼書)
- 平成22年度 春期 午前 問65:提案依頼書に関する問題(提案依頼書)
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