平成27年度 秋期 午前 問68
経営戦略
需要予測に関する問題
現在の動向から未来を予測したり,システム分析に使用したりする手法であり,専門的知識や経験を有する複数の人にアンケート調査を行い,その結果を互いに参照した上で調査を繰り返して,集団としての意見を収束させる手法はどれか。
- ア因果関係分析法
- イクロスセクション法
- ウ時系列回帰分析法
- エデルファイ法
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✓ これが正解エデルファイ法
解説
専門家に匿名で繰り返し尋ねて収束させます。
予測の手法は、材料が何かで二つに割れます。過去の数値がそろっているなら計算で先を推せますが、数値そのものが無い事柄については、人の判断を集めるしかありません。設問には、専門的な知識や経験を持つ複数の人にアンケートを行い、その結果を互いに参照した上で調査を繰り返すと書かれています。これは計算ではなく人の意見を扱う手つきですから、正解はデルファイ法です。進め方はこうです。複数の専門家を集め、互いに顔を合わせないまま、同じ質問に匿名で答えてもらいます。集まった回答を全員に見せ、もう一度答えてもらう。意見が落ち着くまでこれを繰り返します。匿名にする理由は、声の大きい人や地位の高い人に引きずられないようにするためです。集団で決めると、正しさよりその場の空気が勝つことがあります。その働きを外すための仕掛けだと読むと、手順の意味が通ります。新しい技術がいつ広まるかのように、需要予測に使える実績がまだ無い事柄を見積もるときに向く手法です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア因果関係分析法:原因と結果のつながりを突き止めるための分析です。手元にあるデータを調べる側の手法なので、複数の人の意見を何度も往復させるという手つきとは別のものです。
- イクロスセクション法:ある一つの時点をとらえ、複数の対象を横に並べて比べる見方です。これも既にある数値を処理する側なので、意見を収束させていく過程そのものを持ちません。
- ウ時系列回帰分析法:過去の実績値の並びから先を推す計算で、数値の延長にあたります。実績がそろっている場面では強いのですが、材料となる数値が無いときには使えません。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成27年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問68
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