平成30年度 春期 午前 問67
経営戦略
PPMに関する問題
PPM において,投資用の資金源として位置付けられる事業はどれか。
- ア市場成長率が高く,相対的市場占有率が高い事業
- イ市場成長率が高く,相対的市場占有率が低い事業
- ウ市場成長率が低く,相対的市場占有率が高い事業
- エ市場成長率が低く,相対的市場占有率が低い事業
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✓ これが正解ウ市場成長率が低く,相対的市場占有率が高い事業
解説
伸びないが強い事業が現金を生みます。
設問は、PPM において投資用の資金源として位置付けられる事業を選ばせています。軸になるのは、その事業で現金が出ていくか、入ってくるかという点です。PPM は市場成長率と相対的市場占有率の二つの軸で事業を四つのマスに分けます。市場成長率が高い事業は、伸びについていくために設備や販促へお金を注ぎ続けなければならず、手元に現金は残りにくくなります。相対的市場占有率が高い事業は、量を売っているぶん入ってくるお金が多くなります。資金源とは、出ていくお金が少なく入ってくるお金が多い事業のことですから、市場成長率が低く、相対的市場占有率が高い事業が当てはまります。良い事業はどれかではなく資金源はどれかと聞かれている、と設問の名詞を読み直せば迷いません。残りの三つは、投資を注ぐ側か、現金を生まない側に分かれます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア市場成長率が高く,相対的市場占有率が高い…:市場成長率も相対的市場占有率も高い事業です。いちばん良さそうに見えますが、伸びについていくための投資が大きく、ほかの事業へ回せる現金は残りにくいので資金源にはなりません。
- イ市場成長率が高く,相対的市場占有率が低い…:市場成長率が高く、相対的市場占有率が低い事業です。伸びる市場で地位を上げるために投資を注ぎ込む対象であり、お金の行き先であって出どころではありません。
- エ市場成長率が低く,相対的市場占有率が低い…:市場成長率も相対的市場占有率も低い事業です。追加の投資は不要になりますが、量を売れていないので現金も生まれず、縮小や撤退を検討する側に置かれます。
この問題の用語
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
出典:平成30年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問67
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