平成28年度 春期 午前 問26
マルチメディア
コンピュータグラフィックスの要素技術に関する記述のうち,適切なものはどれか。
- アアンチエイリアシングは,周辺の画素との平均化演算などを施すことによって,斜め線や曲線のギザギザを目立たなくする。
- イメタボールは,光の相互反射を利用して物体表面の光のエネルギーを算出することによって,表面の明るさを決定する。
- ウラジオシティは,光源からの光線の経路を計算することによって,光の反射や透過などを表現し,物体の形状を描画する。
- エレイトレーシングは,物体を球や楕円体の集合として疑似的にモデル化する。
答えと解説を見る
✓ これが正解アアンチエイリアシングは,周辺の画素との平均化演算などを施すことによって,斜め線や曲線のギザギザを目立たなくする。
解説
周りの画素と平均化してギザギザを目立たなくします。
この設問は説明の中身そのものではなく、名前と説明の組合せが合っているかを見るものです。ですから読むときは、説明だけを読んで納得せず、頭に置かれた名前と対にして確かめます。正しい組合せになっているのはアンチエイリアシングです。画面は細かい升目に区切られているので、斜めの線や曲線をそのまま升目に落とすと階段状のギザギザが出ます。これがエイリアシングと呼ばれる現象で、打ち消すという意味の語を頭に付けたのがアンチエイリアシングです。やり方は、境目に周辺の画素との平均化演算などを施して中間の濃さの画素を置き、段差をぼかすというものです。残る三つは、それぞれの名前に別の技術の説明が結び付けられています。名前と説明を先に自分で書き出してから肢に当てにいくと、どこがずれているかがすぐに分かります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イメタボールは,光の相互反射を利用して物体…:メタボールは、物体を球や楕円体の集合として疑似的にモデル化する手法です。ここに添えられている光の相互反射から明るさを求めるという内容は、別の手法のものです。
- ウラジオシティは,光源からの光線の経路を計…:ラジオシティは、面から面へ跳ね返る光のエネルギーを計算して表面の明るさを決めます。光線の経路を追って反射や透過を表すという内容は、こちらの説明ではありません。
- エレイトレーシングは,物体を球や楕円体の集…:レイトレーシングは、光線がたどる道筋を計算して反射や透過を表現する手法です。球や楕円体の集まりとして形を作るという内容は、こちらには当てはまりません。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問26
この解説に誤りを見つけたら教えてください。直して、直した記録を残します。誤りを報告する(メールが開きます)