平成31年度 春期 午前Ⅱ 問10
プロジェクトのリスク
感度分析の結果を示した次の図
どのリスクがプロジェクトに対して最も影響が大きいかを判断するのに役立つ定量的リスク分析とモデル化の技法として,感度分析がある。感度分析の結果を示した次の図を何と呼ぶか。
感度分析の結果の図:
横軸の目盛:-10,000 -5,000 0 5,000 10,000 15,000 20,000 凡例:斜線の棒=プラスの影響 点の棒=マイナスの影響 各リスクの横棒は 0 を境に左へマイナスの影響,右へプラスの影響が伸びる リスク1:マイナスの影響 約-8,600〜0 / プラスの影響 0〜約18,000 リスク2:マイナスの影響 約-6,500〜0 / プラスの影響 0〜約12,500 リスク3:マイナスの影響 約-4,500〜0 / プラスの影響 0〜約9,500 リスク4:マイナスの影響 約-3,500〜0 / プラスの影響 0〜約6,000 リスク5:マイナスの影響 約-2,000〜0 / プラスの影響 0〜約3,500 (上から下へ,棒の長さが短くなる順に並ぶ)
- ア確率分布
- イデシジョンツリーダイアグラム
- ウトルネード図
- エリスクブレークダウンストラクチャ
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✓ これが正解ウトルネード図
解説
影響の大きい順に横棒を並べた感度分析の図がトルネード図です。
感度分析は、個々のリスクなどの不確実な要素がプロジェクトの結果にどれだけ影響するかを調べる定量的な分析技法です。その結果を表す図として、要素ごとの影響の幅を横棒で示し、幅の大きいものを上から順に並べた図があります。設問の図は、リスク1からリスク5まで、マイナスとプラスの影響を合わせた棒の長さが上から順に短くなっています。この形が竜巻のように見えることから、トルネード図と呼ばれます。上ほど影響が大きいので、どのリスクから手を打つべきかが一目で分かります。横棒が上から短くなっていく逆三角形の形を見たら、感度分析の結果を示す図だと結び付けて覚えておきましょう。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア確率分布:確率分布は、ある値がどれくらいの確率で起こるかを表すもので、横軸に値、縦軸に確率をとる描き方が一般的です。リスクごとの影響の幅を横棒で並べた図ではありません。
- イデシジョンツリーダイアグラム:デシジョンツリーダイアグラムは、選択肢や起こり得る事象を枝分かれで表し、期待値を計算して判断する図です。影響の大きさ順に横棒を並べる表し方とは形がまったく違います。
- エリスクブレークダウンストラクチャ:リスクブレークダウンストラクチャは、リスクを原因の区分ごとに階層で整理した構造の図です。リスクを分類するための図であり、各リスクの影響の大きさを比べる図ではありません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- リスク分析見つけた危険が、どのくらいの確からしさでどれだけの損害になるかを見積もること。大きさが分かって初めて順番を付けられます。
出典:平成31年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問10
同じ用語が出る問題
- 平成30年度 春期 午前Ⅱ 問11(リスク分析)
- 平成28年度 春期 午前Ⅱ 問14:定性的リスク分析で実施すること(リスク分析)
- 平成27年度 春期 午前Ⅱ 問12:定性的リスク分析で使用されるもの(リスク分析)
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