平成26年度 秋期 午前Ⅱ 問17
プロジェクトマネジメント
傾向分析の説明
プロジェクト管理で使用する分析技法のうち,傾向分析の説明はどれか。
- ア個々の選択肢とそれぞれを選択した場合に想定されるシナリオの関係を図に表し,それぞれのシナリオにおける期待値を計算して,最善の策を選択する。
- イ個々のリスクが現実のものとなったときの,プロジェクトの目標に与える影響の度合いを調べる。
- ウ時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を検討する。
- エ発生した障害とその要因の関係を魚の骨のような図にして分析する。
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✓ これが正解ウ時間の経過に伴うプロジェクトのパフォーマンスの変動を検討する。
解説
傾向分析は、時間の経過に伴うパフォーマンスの変動を検討する技法です。
傾向分析は、プロジェクトの実績データを時間の流れに沿って並べ、パフォーマンスがよくなっているのか悪くなっているのかを調べる技法です。例えば、コストや進捗の指標を週ごとにたどると、遅れが広がりつつあるのか縮まりつつあるのかが分かり、このまま進んだ場合の将来の見通しを立てることもできます。ある一時点の値ではなく、変化の向きと勢いに注目するのが特徴です。時間の経過に伴うパフォーマンスの変動を検討するという記述は、この特徴と合っています。傾向という言葉は時系列での動きを指す、と押さえておくと、意思決定の比較やリスクの影響の大きさ、原因の分解を扱う他の技法と区別できます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア個々の選択肢とそれぞれを選択した場合に想…:選択肢ごとに想定されるシナリオを枝分かれの図に表し、期待値を計算して最善の策を選ぶのは、デシジョンツリーを使った分析の説明です。意思決定のための技法で、時間に沿ったパフォーマンスの変動を調べるものではありません。
- イ個々のリスクが現実のものとなったときの,…:個々のリスクが現実になったときにプロジェクトの目標へ与える影響の度合いを調べるのは、感度分析の説明です。どのリスクが結果を大きく動かすかを見る技法で、時系列での変動を扱う傾向分析とは別です。
- エ発生した障害とその要因の関係を魚の骨のよ…:発生した障害とその要因の関係を魚の骨のような図にして分析するのは、特性要因図の説明です。原因を整理して洗い出すための図で、パフォーマンスの時間的な変化を追う傾向分析ではありません。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
出典:平成26年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問17
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問19:アローダイアグラムに関する問題(プロジェクト)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問6:移行に関する問題(プロジェクト)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問18:ステークホルダ登録簿に関する問題(プロジェクト)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問20:PMBOKに関する問題(プロジェクト)
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