令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問18
プロジェクトマネジメント
作業配分モデルに関する問題
過去のプロジェクトの開発実績から構築した作業配分モデルがある。システム要件定義からシステム内部設計までをモデルどおりに進めて 228 日で完了し,プログラム開発を開始した。現在,200 本のプログラムのうち 100 本のプログラムの開発を完了し,残りの 100 本は未着手の状況である。プログラム開発以降もモデルどおりに進捗すると仮定するとき,プロジェクトの完了まで,あと何日掛かるか。ここで,プログラムの開発に掛かる工数及び期間は,全てのプログラムで同一であるものとする。
〔作業配分モデル〕
| システム要件定義 | システム外部設計 | システム内部設計 | プログラム開発 | システム結合 | システムテスト | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 工数比 | 0.17 | 0.21 | 0.16 | 0.16 | 0.11 | 0.19 |
| 期間比 | 0.25 | 0.21 | 0.11 | 0.11 | 0.11 | 0.21 |
- ア140
- イ150
- ウ161
- エ172
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✓ これが正解イ150
解説
期間比から全体は400日、残りは22+44+84で150日です。
期間を問われているので、工数比ではなく期間比を使います。システム要件定義からシステム内部設計までの期間比は0.25+0.21+0.11=0.57で、これが228日にあたるので、全体の期間は228÷0.57=400日です。プログラム開発は0.11×400=44日で、200本のうち100本が終わっているので残りは半分の22日です。続くシステム結合は0.11×400=44日、システムテストは0.21×400=84日です。合計すると22+44+84=150日となります。日数を問われたら期間比、人手を問われたら工数比、と使う行を先に決めると取り違えを防げます。これは作業配分モデルによる比例配分の考え方です。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア140:140日は、期間比で残りを数えた150日とも、プログラム開発の残り22日を数え落とした128日とも一致しません。期間比から全体を400日と求め、残る工程を正しく足し合わせれば150日になり、140日は導けません。
- ウ161:161日は工数比を使った値です。0.17+0.21+0.16=0.54で228日を割ると全体は約422.2日、残りの0.08+0.11+0.19=0.38を掛けると約160.4日で、切り上げると161日になります。
- エ172:172日は、プログラム開発がまだ全く進んでいないとみなした値です。プログラム開発44日をまるごと残して44+44+84=172日と数えていますが、実際には100本が完了しています。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
- 作業工程を組み立てる、一つひとつの仕事の単位のことです。開始と終了、所要日数をもち、順序をつないで全体の日程を作ります。
- 要件定義作るシステムに何を求めるかを決める工程。業務の進め方だけでなく、稼働率や復旧までの時間といった条件も書き出します。
- システムテスト作り上げたシステム全体が、求めたとおり動くかを確かめる試験です。機能のほか、性能や操作性、異常時の動きなども確かめます。
出典:令和元年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問18
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問19:アローダイアグラムに関する問題(プロジェクト)
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