令和6年度 春期 午前Ⅱ 問4
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
可用性管理に関する問題
ITIL4の可用性管理プラクティスにおいて,障害発生後のサービスの回復の速さを測定する指標はどれか。
- アMTBF
- イMTRS
- ウサービス期間中の合計ダウンタイム
- エ平均サービス・インシデント間隔
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✓ これが正解イMTRS
解説
サービス回復の速さを測る指標は、平均サービス回復時間のMTRSです。
ITIL 4の可用性管理プラクティスでは、可用性を表す代表的な指標として、障害がどれだけ頻繁に起きるかを見るMTBFと、障害の後にどれだけ速くサービスが回復するかを見るMTRSが挙げられています。設問が問うのは回復の速さなので、MTRSが該当します。MTRSは、サービスが止まってから利用者が再びサービスを使える状態に戻るまでの平均時間です。機器の修理にかかる時間ではなく、サービスとして回復するまでを測る点がポイントです。頻度を見るのか速さを見るのかを先に決め、指標の名前に含まれる語と結び付けると迷いにくくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- アMTBF:MTBFは平均故障間隔で、障害が起きてから次に起きるまでの平均的な間隔です。値が大きいほど障害が起きにくいことを示し、障害の頻度を見る指標なので、回復の速さを測るものではありません。
- ウサービス期間中の合計ダウンタイム:サービス期間中の合計ダウンタイムは、止まっていた時間の総量です。障害の回数と一回あたりの長さが混ざった値なので、一回の障害からどれだけ速く回復したかを切り分けて測ることはできません。
- エ平均サービス・インシデント間隔:平均サービス・インシデント間隔は、あるインシデントの発生から次のインシデントの発生までの平均時間です。稼働していた時間と停止していた時間をあわせた長さになり、回復の速さだけを表す指標ではありません。
この問題の用語
- MTBF平均故障間隔。故障から次の故障までが平均どれくらい持つかを表し、長いほど壊れにくく可用性が上がります。
- 可用性使いたいときに情報や仕組みを使える状態が保たれていること。情報セキュリティの三要素の一つで、システムでは稼働率で表します。
- インシデントサービスの計画外の中断や品質の低下、またはそのおそれがある出来事です。情報セキュリティでは、安全が損なわれるおそれが高いものを指します。
出典:令和6年度 春期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問4
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問22:稼働率に関する問題(MTBF)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問14:内部統制に関する問題(可用性)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問8:RTOに関する問題(インシデント)
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問4:プラクティスの目的(可用性)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問3:MTBSIに関する問題(MTBF)
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