令和6年度 春期 午前Ⅱ 問4
技術戦略マネジメント
デザイン思考の説明
スタンフォード大学ハッソ・プラットナー・デザイン研究所によるデザイン思考の説明はどれか。
- ア与えられた問題に対して一つの正しい解決策を見つけるために,アイディア出しの段階で,テーマに制限を設けてアイディアが発散しないようにする手法
- イ本質的な問題がどこにあるのかを絞り込むために,利用者との対話よりも,過去のデータや経験を分析することを重視する手法
- ウ利用者の立場から問題解決に取り組む方法論であり,現場を観察することによって利用者を理解し,共感することから始め,問題定義,アイディア出し,試作,試行を繰り返す手法
- エ類似の問題が発生した場合に,迅速に解決策を探り当てるために,過去の問題とその解決策をナレッジデータベースとして蓄積する手法
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✓ これが正解ウ利用者の立場から問題解決に取り組む方法論であり,現場を観察することによって利用者を理解し,共感することから始め,問題定義,アイディア出し,試作,試行を繰り返す手法
解説
利用者への共感から始め、試作と試行を繰り返す方法論です。
見分ける軸は、利用者への共感から出発し、試作と試行を繰り返すかどうかです。デザイン思考は、利用者の立場に立って課題を見いだし解決を図る方法論で、設問が挙げる研究所は、その過程を共感、問題定義、アイディア出し、試作、試行の五つの段階として示しています。まず現場を観察して利用者を理解し、そこから本質的な問題を定め、多くのアイディアを出し、早い段階で形にして試します。その結果を受けて前の段階へ戻ることを繰り返すのが特徴で、正しい答えを一つに絞り込むことよりも、試しながら学ぶことを重んじます。共感から始まることと、試作と試行を何度も回すことの二点が書かれているかで見分けられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア与えられた問題に対して一つの正しい解決策…:アイディア出しの段階でテーマに制限を設け、発散させないようにするという点が逆です。デザイン思考ではアイディアを幅広く出すことを重んじており、一つの正しい解決策を最初から求めるという姿勢もこの方法論とは合いません。
- イ本質的な問題がどこにあるのかを絞り込むた…:利用者との対話よりも、過去のデータや経験の分析を重視するという点が、デザイン思考の出発点と食い違います。この方法論は、現場の観察や利用者との対話を通じて相手を理解し、共感することを起点に問題を捉えます。
- エ類似の問題が発生した場合に,迅速に解決策…:過去の問題と解決策をナレッジデータベースとして蓄積し、似た問題に再利用するのは、知識を共有して活用する取組の説明です。利用者への共感から新しい解決策を試作して確かめる、デザイン思考の流れとは別物です。
この問題の用語
- 分析集めたデータを細かく分けて、何がどう関わっているかを読み取ること。量が増えるほど、扱う道具も考え方も変わります。
- データベースたくさんのデータを決まった形で貯め、探したり書き換えたりできるようにした仕組み。多くの人が同時に使うことを前提にしています。
出典:令和6年度 春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問4
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問12:ビジネスモデルに関する説明(データベース)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問15:SoEに関する問題(データベース)
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