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令和3年度 北海道 午後 問111

医薬品の適正使用・安全対策

合成ヒドロタルサイトに関する問題

次の表は、ある胃腸薬に含まれている成分の一部である。

3包中(1日服用量)
メタケイ酸アルミン酸マグネシウム300mg
合成ヒドロタルサイト800mg
水酸化マグネシウム450mg
アズレンスルホン酸ナトリウム水和物6mg
アルジオキサ120mg

次のうち、この胃腸薬を服用するにあたって注意すべき事項の説明として、正しいものの組み合わせはどれか。

a 合成ヒドロタルサイトが含まれているため、透析療法を受けている人は服用しないこととされている。

b 水酸化マグネシウムが含まれているため、腎臓病の診断を受けた人は、服用前に専門家に相談することとされている。

c アズレンスルホン酸ナトリウム水和物が含まれているため、糖尿病の診断を受けた人は、服用しないこととされている。

d アルジオキサが含まれているため、高齢者は服用前に専門家に相談することとされている。

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✓ これが正解1(a、b)

解説

aとbが正。アズレンに糖尿病、アルジオキサに高齢者の注意はない

手引き第5章の使用上の注意(してはいけないこと・相談すること)と、表の成分の性質で判断します。表の胃腸薬には、アルミニウムを含む成分(メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、アルジオキサ)とマグネシウムを含む成分(水酸化マグネシウムなど)が配合されています。

aは正しい記述です。合成ヒドロタルサイトはアルミニウムを含む成分で、透析療法を受けている人が長期間服用すると、アルミニウム脳症やアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため、透析療法を受けている人は服用しないこととされています。bも正しい記述です。マグネシウムなどの無機塩類は腎臓から排泄されるため、腎臓病の診断を受けた人では排泄が遅れて体内に貯留しやすくなります。そのため、水酸化マグネシウムを含む胃腸薬では、腎臓病の診断を受けた人は服用前に専門家に相談することとされています。cは誤りです。アズレンスルホン酸ナトリウム水和物は胃粘膜の炎症を和らげる成分で、糖尿病の診断を受けた人は服用しないこと、という注意はありません。dも誤りです。アルジオキサもアルミニウムを含む成分で、注意が必要なのは透析療法を受けている人や腎臓病の診断を受けた人です。アルジオキサが含まれているため高齢者は相談すること、という注意ではありません。

したがって、正しいものはaとbの組み合わせです。胃腸薬ではアルミニウムとマグネシウムを含む成分に目を付け、腎臓(透析・腎臓病)に関する注意を思い出すのが見分け方です。

ほかの選択肢はなぜ違うのか

出典:令和3年度 北海道登録販売者試験 午後(北海道)問111(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。

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