平成24年度 春期 (特別措置試験) 問10
システム戦略
企画プロセスに関する問題
情報戦略に基づいて,開発の対象業務,費用,スケジュール,体制,投資効果などを明確化する業務はどれか。
- ア運用業務
- イ開発業務
- ウ企画業務
- エ保守業務
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✓ これが正解ウ企画業務
解説
四つの段のうち、どこで何が決まるのかを並べてみます。
設問が挙げているのは、対象と費用と日程と体制と効果を明らかにする仕事です。どれも、作り始める前に決めておかなければならない事柄でした。だからこれは企画プロセスにあたる仕事で、その名を挙げた肢が当たります。上位の戦略を受けて、何をどう進めるかの見取り図を作ります。投じただけの効果が得られるかも、ここで見きわめました。作る仕事を挙げた肢は、決まった後に手を動かす段です。何を作るかが定まっている前提なので、段が一つ後ろでした。動かす仕事。これは出来上がった後の段にあたります。日々きちんと働かせ続けることが、その中身でした。手を入れ続けるほうも、動き始めてからの段でした。四つを時の順に並べると、企てる段が先頭に来ました。費用も日程も、いちばん先で決まります。企てて、作って、動かして、直す、という並びです。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア運用業務:動かす仕事を挙げています。出来上がったものを働かせ続ける段でした。ところが費用も日程も、既に決まっています。明らかにする段ではありませんでした。動かし続ける段なら、これが答えです。出来上がってからの、後ろの段でした。
- イ開発業務:作る仕事を挙げています。手を動かして形にする、確かに重い段でした。ところが何を作るかは、先に決まっています。範囲や効果を見きわめる段の後でした。作る段なら、これが答えにあたります。何を作るかが決まった、その後です。
- エ保守業務:直す仕事を挙げています。動き始めてから、手を入れ続ける段です。いちばん後ろに来る仕事にあたりました。始める前に決める話ではありません。手入れの段なら、これが答えにあたります。四つの中では、いちばん後ろでした。
この問題の用語
- 企画プロセス経営上のニーズと、業務上の課題を明らかにする工程です。共通フレームではここでシステム化計画を立て、作る仕事はまだ始めません。
- 情報戦略情報をどう活かして経営の目標に近づくかを定める方針です。立てるときは、中長期の経営計画と必ず足並みをそろえます。
- スケジュール作業の順序と日程を決めた計画のことをいいます。作業の前後関係から日程を組み立てるには、PERTが向いています。
- 投資将来の利益を見込んで、設備や仕組みにお金を使うことです。使った額を何年で取り戻せるかを見て、いくつかの案を比べます。
- 企画何のために作るのかを決め、進める形をまとめる最初の段階です。ここで業務の進め方そのものを見直すと、大きな改善につながります。
- 保守動いているシステムを使い続けられるように、点検や修正、更新を続ける作業です。障害の修正だけでなく、環境の変化に合わせた手直しも含みます。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問10
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