平成26年度 春期 (特別措置試験) 問45
サービスマネジメント
ファシリティマネジメントの問題
情報システムの安全性を維持・保全するための施策のうち,情報システム設備の施策に該当するものはどれか。
- ア自家発電装置を設置する。
- イデータのバックアップを取得する。
- ウ定時に自動的にコンピュータが起動する機能を設ける。
- エネットワークを流れるデータを暗号化する。
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✓ これが正解ア自家発電装置を設置する。
解説
物として置くものは一つだけで、残る三つはすべて動きです。
守りの手立ては、大きく三つに分けて整理できます。一つ目は建物や電源や施錠で、ファシリティマネジメントと呼びます。二つ目は、暗号や認証や壁のように仕組みで守るものです。三つ目は、教えることや決まりで人を通じて守るものです。設問が言う設備の施策とは、このうち一つ目にあたります。停電しても電気を作り続ける装置を置く肢が、それに当たります。控えを取る作業は、日々まわす手当てのほうに入ります。決まった時刻に自動で立ち上げる仕掛けも、同じく運びの側です。しかも守りとの関わりが薄く、趣旨から離れています。線の上を流れるものを読めなくする肢は、仕組みで守る側です。三つを並べると、物として置くものはひとつしかありません。残る三つは、いずれも動きや仕掛けを述べています。置くものか、行うことかで割ると、迷いが消えます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イデータのバックアップを取得する。:控えを取っておくと述べています。失われたときに戻すための、日々の手当てです。建物や電源に関わる話ではありません。まわし方の工夫を問われたなら、こちらが答えになります。置く物ではなく、繰り返す作業です。
- ウ定時に自動的にコンピュータが起動する機能…:決まった時刻に自動で立ち上げる仕掛けを設けると述べています。これも日々まわすための仕掛けにあたります。そのうえ、守りとの関わり自体が薄い肢です。手間を減らす工夫を問われたなら、こちらに近くなります。設備の話ではありません。
- エネットワークを流れるデータを暗号化する。:線の上を流れるものを読めなくすると述べています。仕組みの力で守る側の手立てです。盗み見られても中身が分からないようにします。通信の守りを問われたなら、こちらが答えです。守る層が一つ上にあります。建物や電源とは無関係です。
この問題の用語
- 情報システム業務に必要なデータを集め、処理し、伝えるための仕組み全体です。コンピュータや通信網だけでなく、それを使う人や業務の手順も含みます。
- バックアップ失っても元に戻せるよう、データの複製を別に取っておくこと。取るだけでなく、戻せるかを確かめておくのが要点です。
- 暗号化内容を鍵がなければ読めない形に変換すること。通信の経路だけでは守りきれない場合があるので、ファイル自体にも施します。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験(特別措置試験) 問45
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