平成24年度 秋期 午前Ⅱ 問2
サービスマネジメントシステムの計画及び運用
供給者管理に求められるもの
JIS Q 20000-1において,供給者管理に求められるものはどれか。
- ア供給者管理における変更は,変更管理プロセスではなく,供給者管理プロセスに従う。
- イ供給者は,供給者管理プロセスへの適合を実証する。
- ウサービス提供者は,供給者管理プロセスを文書化する。
- エ重要な契約についてのレビューを,少なくとも3年に1回実施する。
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✓ これが正解ウサービス提供者は,供給者管理プロセスを文書化する。
解説
サービス提供者は、供給者管理のプロセスを文書化することが求められます。
供給者管理は、サービスの一部を外部の供給者に提供してもらうときに、その供給者がきちんとサービスを提供できるよう管理するプロセスです。見分ける軸は、要求事項の主語が誰かです。JIS Q 20000-1 はサービス提供者のサービスマネジメントに対する要求事項を定めた規格で、要求の向き先はサービス提供者です。サービス提供者は、供給者を管理するためのプロセスを文書化し、それに従って供給者の管理を行うことが求められます。規格が求める相手はサービス提供者、と押さえておくと、主語のずれた記述を見抜けます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア供給者管理における変更は,変更管理プロセ…:変更管理プロセスを経ずに供給者に関わる変更を進めると、サービス全体への影響が評価されないまま変更されるおそれがあります。規格の考え方では、供給者に関わる変更も変更管理の対象になります。
- イ供給者は,供給者管理プロセスへの適合を実…:規格の要求事項はサービス提供者に向けたものです。供給者が適合を実証するのではなく、供給者をきちんと管理していることを示すのはサービス提供者の側であり、主語が入れ替わっています。
- エ重要な契約についてのレビューを,少なくと…:3年に1回という間隔は、規格が求める契約のレビューの頻度とは合いません。重要な契約は、事業の必要や契約上の義務を満たし続けているかを、もっと短い間隔で定期的に見直すことが求められます。
この問題の用語
- 供給者管理外部から製品やサービスを受けるときの取り決めと監督のこと。電気や空調のような供給も対象で、途切れたときの備えを含みます。
- 変更管理すべての変更を、評価し承認し実施し見直すことを確実にする活動です。未知の原因を突き止めて再発を防ぐ問題管理とは、目的が違います。
- 契約当事者の合意で成立する法的な約束のこと。原則として口頭でも成立し、契約書は内容を確かめる証拠になります。
- レビュー決めたことや作ったものを、あらためて見直すことをいいます。設計書やプログラムの誤りを早く見つけるために、関係者で行うことが多いです。
出典:平成24年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 午前Ⅱ 問2
同じ用語が出る問題
- 令和7年度 春期 午前Ⅱ 問7:リリース及び展開管理に関する問題(レビュー)
- 令和6年度 春期 午前Ⅱ 問3:事業関係管理に関する問題(契約)
- 令和4年度 春期 午前Ⅱ 問6:事業関係管理に関する問題(供給者管理)
- 令和元年度 秋期 午前Ⅱ 問10:変更管理規程に記載する規則(変更管理)
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問10:供給者管理に関する問題(供給者管理)
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