令和7年度 北海道 午前 問45
主な医薬品とその作用
アドレナリン作動成分に関する問題
アドレナリン作動成分に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。
交感神経を刺激して鼻粘膜を通っている血管を( a )させることにより、鼻粘膜の( b )や腫れを和らげることを目的として、ナファゾリン塩酸塩、フェニレフリン塩酸塩、テトラヒドロゾリン塩酸塩などのアドレナリン作動成分が用いられる。
- 1a=収縮 b=充血
- 2a=収縮 b=化膿
- 3a=拡張 b=疼痛
- 4a=拡張 b=充血
- 5a=拡張 b=化膿
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✓ これが正解1a=収縮 b=充血
解説
aは収縮、bは充血。血管を収縮させて鼻粘膜の充血や腫れを和らげる
手引き第3章の鼻に用いる薬(鼻炎用点鼻薬)の項で、アドレナリン作動成分の働きを問う穴埋めです。
aには収縮が入ります。アドレナリン作動成分は、交感神経系を刺激して鼻粘膜を通っている血管を収縮させます。血管が拡張すると鼻粘膜はかえって腫れやすくなるので、拡張では働きが逆になります。bには充血が入ります。血管を収縮させることで、鼻粘膜の充血や腫れを和らげ、鼻づまりを改善することを目的としています。化膿は細菌の感染などで膿ができることで、血管の収縮で和らげるものではありません。疼痛も、この成分が直接の目的とする症状ではありません。
したがって、a=収縮・b=充血の組み合わせが正解です。なお、アドレナリン作動成分を含む点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が反応しなくなり、逆に血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまりがひどくなりやすいとされています。交感神経の刺激は血管を縮める、と覚えておくと、点鼻薬や点眼薬の血管収縮成分にもそのまま当てはめられます。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- 2a=収縮 b=化膿:aの収縮は合っていますが、bを化膿とした点が違います。膿ができる状態は細菌によるもので、血管を縮めても治まりません。この成分で和らげたいのは、粘膜の充血と腫れです。
- 3a=拡張 b=疼痛:aを拡張、bを疼痛としており、二つとも合いません。この成分は交感神経を刺激して血管を縮めるもので、狙いは痛みではなく鼻粘膜の充血や腫れを鎮めることです。
- 4a=拡張 b=充血:bの充血は合っていますが、aが拡張になっています。交感神経を刺激する成分は血管を縮める方向に働き、血管が広がるとむしろ鼻粘膜の充血がひどくなります。
- 5a=拡張 b=化膿:aを拡張、bを化膿としており、二つとも合いません。正しくは血管を収縮させて鼻粘膜の充血や腫れを和らげるもので、膿をおさえる成分ではありません。
出典:令和7年度 北海道登録販売者試験 午前(北海道)問45(改変:1問ずつ解ける形に加工(肢の番号をそろえ、正誤・穴埋めの表を1行に書き写し))。解説は当サイト独自のもので、北海道とは関係ありません。
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