令和5年度 秋期 午前Ⅱ 問7
プロジェクトの時間
PDMに関する問題
四つのアクティビティ A~D によって実行する開発プロジェクトがある。図は,各アクティビティの依存関係を PDM(プレシデンスダイアグラム法)によって表している。各アクティビティの実行に当たっては,同じ専門チームの支援が必要である。条件に従ってアクティビティを実行するとき,開発プロジェクトの最少の所要日数は何日か。
〔アクティビティの依存関係〕
PDMの図:
開始 → A A →[FS]→ B B → 終了 開始 → C C → 終了 開始 → D D → 終了
〔条件〕
- ・各アクティビティの所要日数及び実行に当たっての専門チームの支援期間は,次のとおりである。
| アクティビティ名 | 所要日数(日) | 専門チームの支援期間 |
|---|---|---|
| A | 10 | 実行する期間の最初の 4 日間 |
| B | 5 | 実行する期間の最初の 2 日間 |
| C | 10 | 実行する期間の最初の 4 日間 |
| D | 4 | 実行する期間の全て |
- ・専門チームは,同時に複数のアクティビティの支援をすることはできない。
- ・専門チームは,各アクティビティを連続した日程で支援する。
- ・専門チーム以外の資源にアクティビティ間の競合はない。
- ア15
- イ16
- ウ17
- エ18
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✓ これが正解イ16
解説
専門チームの支援が重ならないよう並べると、最少は16日です。
PDM の依存関係はAの完了後にBを始める FS だけで、CとDは開始からいつでも着手できます。制約は、専門チームが一度に一つのアクティビティしか支援できない点です。支援はAが最初の4日、Bが最初の2日、Cが最初の4日、Dが全4日です。A→Bの経路だけで10+5=15日かかるので、Aは初日に始めます。Aの支援を1〜4日目、Cの支援を5〜8日目に置くと、Aは10日目、Cは14日目に終わります。Bは11日目に始めて11〜12日目に支援を受け、15日目に終わります。Dは連続4日の支援が必要なので、空いている13〜16日目に入れると16日目に終わり、全体は16日です。15日に収めるとDの4日が入る隙間が残らないので、16日が最少です。支援期間を日付の帯に並べると確かめやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- ア15:15日は、A→Bの経路 10+5 日だけを見て、専門チームの重なりを考えなかった場合の値です。15日に収めようとすると、Dの連続4日の支援をA・B・Cの支援と重ならずに入れる隙間がありません。
- ウ17:17日は、Aの支援を1〜4日目、Cを5〜8日目、Dを9〜12日目と続けて並べ、Bの支援をその後の13〜14日目に置いた場合の値です。Bは13日目に始まり17日目に終わります。Dの支援をBの後へ回せば1日縮みます。
- エ18:18日は、Aの次にDの支援を5〜8日目に入れ、Cの支援を9〜12日目へ回した場合の値です。Cは9日目に始まって18日目に終わり、所要日数10日のCを後ろへずらした分だけ全体が延びます。
この問題の用語
- プロジェクトある目的のために期間を決めて行う、一回限りの活動。決算処理のように同じ手順を繰り返す定常業務とは区別されます。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問7
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