システム戦略・システム企画|情報セキュリティマネジメント試験
この分野には 25問あります。くり返し出ているものから並べています。
この分野でくり返し出ている用語はアウトソーシング(4問)・ビッグデータ(4問)・投資(4問)・提案依頼書(4問)・要件定義(4問)です。問題が多い回は平成29年度 春期(4問)・平成30年度 秋期(3問)・平成28年度 秋期(3問)です。
経営の狙いをシステムに落とし、外から調達して使えるようにするまで
情報システムは、作りたいから作るのではなく経営の狙いから始まります。情報戦略は経営計画と整合を取り、業務のどこをどう変えるかを決めてから、何を作るかの話に移ります。
この進め方を共通の言葉で並べた枠組みが共通フレームです。先頭の企画プロセスでは、経営上のニーズや業務上の課題を明らかにし、それをいつ、どれくらいの費用と体制で実現するかというシステム化計画へ落とします。続く要件定義では、必要な働きを定める機能要件と、性能や可用性など働き以外の非機能要件を固めます。出来上がったものは、業務の場で使えるかを利用部門が確かめる運用テストと、既存の資産を新しい環境へ移せるかを見る移行テストで受け止めます。
外から調達するときは順番があります。まず情報提供依頼書で製品や技術の情報を集め、次に提案依頼書で要件と条件を示して提案を求めます。提案を受け取る前に評価の基準と重み付けを決めておくことが、公正な選定の要です。
業務そのものを外部の専門企業に任せるのがアウトソーシングで、中核ではない業務をまとめて委託する形をBPOと呼びます。任せた後も、委託先が約束どおり動いているかを確かめる責任は委託した側に残ります。
業務のやり方を作り直す言葉も並びます。業務プロセスを抜本的に設計し直すのがBPR、設計と実行と評価を継続的に回して改善し続けるのがBPMです。定型的なパソコン作業をソフトウェアに代行させるのがRPAで、全社で導入するときは対象業務の選び方と管理の体制が要ります。
クラウドは、出来上がったアプリケーションを使うSaaS、開発と実行の土台を借りるPaaS、基盤を借りるIaaSに分かれます。量・多様性・速度で特徴づけられるビッグデータから価値を引き出すのがデータサイエンティストです。デジタル化は、情報をデジタルに置き換えるデジタイゼーション、個別の業務や工程を変えるデジタライゼーション、組織横断で事業やビジネスモデルまで変えるデジタルトランスフォーメーションの段階で区別します。
この分野で出た問題
- サンプル問題(新制度)BPOの説明はどれか。
2回出題:サンプル問題(新制度)・平成31年度 春期
- 令和5年度BPMの説明はどれか。
- 平成28年度 秋期BPOの説明はどれか。
- 平成30年度 春期ITアウトソーシングの活用に当たって,委託先決定までの計画工程,委託先決定からサービス利用開始までの準備工程,委託先が提供するサービスを発注者が利用する活用工程の三つに分けたとき,発注者が活用工程で行うことはどれか。
- 平成30年度 春期PaaS型サービスモデルの特徴はどれか。
- 平成31年度 春期RFIに回答した各ベンダに対してRFPを提示した。今後のベンダ選定に当たって,公正に手続を進めるためにあらかじめ実施しておくことはどれか。
- 令和元年度 秋期RPAを活用することによって業務の改善を図ったものはどれか。
- 令和8年度eコマース運営会社がビッグデータを用いて新たなニーズを発掘し,その後のビジネス戦略に生かそうとしている。ビッグデータの収集から活用までのフローを次の図のようにしたとき,データの分析で行うことはどれか。ここで,選択肢ア~エは,フロー図のa~dのいずれかに対応している。
- 平成29年度 秋期コンピュータの能力の向上によって,限られたデータ量を分析する時代から,Volume(量),Variety(多様性),Velocity(速度)の三つのVの特徴をもつビッグデータを分析する時代となった。この時代の変化によって生じたデータ処理の変化について記述しているものはどれか。
- 平成29年度 春期システムの利用部門の利用者と情報システム部門の運用者が合同で,システムの運用テストを実施する。利用者が優先して確認すべき事項はどれか。
- 平成28年度 秋期システムの移行テストを実施する主要な目的はどれか。
- 平成29年度 春期システム企画段階において業務プロセスを抜本的に再設計する際の留意点はどれか。
- 平成30年度 秋期ディジタルディバイドの解消のために取り組むべきことはどれか。
- 平成30年度 秋期データサイエンティストの主要な役割はどれか。
- 平成30年度 秋期企画,要件定義,システム開発,ソフトウェア実装,ハードウェア実装,保守から成る一連のプロセスにおいて,要件定義プロセスで実施すべきものはどれか。
- 令和6年度全社的な推進体制でRPAを導入するときの留意点として,適切なものはどれか。
- 平成29年度 秋期共通フレーム2013によれば,企画プロセスで実施することはどれか。
- 平成28年度 秋期共通フレームによれば,企画プロセスにおいて明確にするものはどれか。
- 平成28年度 春期利用者が,インターネットを経由してサービスプロバイダのシステムに接続し,サービスプロバイダが提供するアプリケーションの必要な機能だけを必要なときにオンラインで利用するものはどれか。
- 平成29年度 春期受注管理システムにおける要件のうち,非機能要件に該当するものはどれか。
- 平成28年度 春期図に示す手順で情報システムを調達するとき,bに入るものはどれか。
- 令和元年度 秋期情報システムを取得するための提案依頼書(RFP)の作成と提案依頼に当たって,取得者であるユーザ企業側の対応のうち,適切なものはどれか。
- 平成29年度 春期情報戦略の立案時に,必ず整合性を取るべきものはどれか。
- 令和7年度経済産業省が取りまとめた“DXレポート2”では,組織がDX実現に至る段階をデジタイゼーション,デジタライゼーション,デジタルトランスフォーメーションに分けている。製造業のデジタル化事例において,デジタルトランスフォーメーションの段階に達しているものはどれか。
正解と解説は、答え合わせのあとに出ます。
年度から解く
この分野の問題は 13年度ぶんの試験から出ています。いちばん新しいのは令和8年度です。年度別に解くと、回ごとにまとめて解けます。