平成25年度 秋期 午前Ⅱ 問21
経営・組織論
リーダシップを“タスク志向”と“人間関係志向”の強弱で四つの型に分類し,部下の成熟度によって,有効なリーダシップの型が変化するとしたものはどれか。
- アSL理論
- イY理論
- ウコンピテンシモデル
- エマズローの欲求段階説
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✓ これが正解アSL理論
解説
部下の成熟度で有効なリーダシップが変わるとするのがSL理論です。
SL理論(Situational Leadership理論)は、ハーシーとブランチャードが示したリーダシップの理論で、どの場面にも通用する唯一の型はなく、部下の成熟度に応じて有効な型が変わるとします。タスク志向(指示的な行動)と人間関係志向(協労的な行動)の強弱の組合せで四つの型に分け、成熟度が低い部下には指示を多く与え、成熟するにつれて任せる方向へ移すのが有効と考えます。見分ける軸は、部下の成熟度という状況の要因を持ち込んでいるかどうかです。人間観、行動特性の定義、欲求の段階を扱う他の理論とは、この点で区別できます。状況に応じてリーダシップを変えるという名前の意味から思い出すと結び付けやすくなります。
ほかの選択肢はなぜ違うのか
- イY理論:Y理論は、マグレガーが示した人間観の一つで、人は本来仕事を嫌うものではなく、自ら目標に向けて努力するとみなす考え方です。動機付けに関する人間観であり、リーダシップを四つの型に分ける理論ではありません。
- ウコンピテンシモデル:コンピテンシモデルは、高い成果を上げ続ける人に共通する行動や思考の特性を定義し、人材の評価や育成の基準にするものです。リーダシップの型と部下の成熟度との関係を示すものではありません。
- エマズローの欲求段階説:マズローの欲求段階説は、人間の欲求を生理的欲求から自己実現の欲求までの五つの段階に分け、低次の欲求が満たされると高次の欲求が現れるとする理論です。リーダシップの型を扱うものではありません。
この問題の用語
- リーダシップリーダーシップと同じもので、規格や設問での表記の違いです。組織が成熟するほど、任せる方向へ移していきます。
出典:平成25年度 秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問21
同じ用語が出る問題
- 平成30年度 秋期 午前Ⅱ 問19:コンティンジェンシー理論の説明(リーダシップ)
- 平成29年度 秋期 午前Ⅱ 問19:SL理論の説明(リーダシップ)
- 平成28年度 秋期 午前Ⅱ 問20:コンピテンシモデルの説明(リーダシップ)
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